「勉強を始めたは良いけど、なかなか進まない…」
「上手く集中できなくて、ちっともはかどらない…」
頑張ってみようと机に座ってみたものの、こんな風に勉強が全然はかどらない状態になってしまうときもありますよね。
とりあえずそのままイライラしながら勉強を続けてはみるものの、その日が終わってみるとなんだか全然勉強した感じがしない。。。
全く勉強をやらないよりはマシなのかもしれません。
けれどこのままの状態を繰り返していると、いつまで経っても勉強が辛いまま、力も付かないままで終わってしまうかもしれません。
どうせやるなら、イライラせず出来るだけ集中して気持ちよく勉強をはかどらせたいですよね。
「どうしても勉強がはかどらない…」時に流れを変える方法を、なるべく本質的な解決につながるものだけに厳選して共有したいと思います。
勉強がはかどらない時の対処法
単純な勉強に切り替える
なんとなく集中出来ないまま参考書や教科書と向き合っていても、内容は頭に入ってきません。
読んでも理解も出来ず、問題を解くことも出来ず、、、
ただただ書かれている文字だけを見ている状態になってしまったら、今開いている本を閉じてしまいましょう。
そして、単語帳等の暗記などもっと単純な勉強に切り替えてみる。
「よし、何とか10分で単語10個暗記してみよう」
みたいな感じで気分転換に違う事をしてみると、脳が刺激を受けて動き出します。
実は、脳は同じような作業を続けているとその状態に慣れてしまいます。
いくらやっても刺激を受けなくなり、働きがニブってしまう。
そこで違う行動を取り、脳に刺激を与えてみると良いんです。
また「作業興奮」といって、どうしても集中できない状態でもとりあえず作業に取り掛かることで自然とやる気が出てくる力が脳にはあります。
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これはその力を利用する方法でもあるワケです。
制限時間を決めて勉強する
なんとなく集中できない要因の一つとして、終わりの時間を意識していないことが挙げられます。
「いつまでに勉強を終えなくてはいけないのか」を意識していないため、ついつい無意識に勉強を後回しにしてしまう。
結果として、違う事を考えたり、スマホをいじってみたり、漫画を読んでみたり、、、
脳に「今やらなくちゃだめだ!」と認識してもらうには、いつまでに終わらせるのかをなるべく明確に決めて意識することが大切です。
ただし、「18時まで国語をやるぞ!」という決め方では少し足りません。
ここはもっと具体的に、「何をどれくらい、いつまでやるか」をはっきりと決める。
「17時30分までに漢字を〇〇個覚えて、その後17時40分までは休憩。休憩後は18時までに教科書の問題を〇〇ページまで終わらせて…」
こんな感じで。
やる事と期限がはっきりすると、次に自分がどんな行動を取るべきかをイメージしやすくなります。
行動のハードルが低くなるので、勉強がはかどらない時だけでなく日常的にも取り入れてみてほしいところです。
机周りの掃除をする
なかなかうまく集中できない時は、自分の身の回りが散らかってしまっていることが原因かもしれません。
机周りがごちゃごちゃしていて視界に入ってくる情報が多すぎると、脳が混乱して集中できなくなってしまうんです。
机の上はできるだけモノを置かないようにする。
今使っている筆記用具と、今使っている参考書、今使っているノート。
それ以外はできるだけ机の中や他の棚の中に入れてしまう。
こうすることで、視界がシンプルになり集中しやすい状況になります。
ただし注意したいのは、しっかりと時間を決めて掃除をすること。
先ほどの話を少し重なりますが、終わりの時間を決めずになんとなく掃除を始めてしまうと
「あ、この本久しぶりに見たなぁ」
「これは、一体なんだっけ」
みたいな感じで、他の事に注意が向いてしまう可能性があります。
「結局その日はもう掃除だけで終わってしまう。。。」なんてことがあったら本末転倒です。
掃除を始める時は、いつまでに終わるかをきちっと決めてから取りかかりましょう。
他に気になることがあればそちらを解決する
「どうしても気になることがある」
「ここの所ずっと悩んでいることがある」
こんな風に頭の中に悩みが残った状態だと、どうしても集中しきることが出来なくなってしまいます。
悩みは頭の中でドンドン膨らんでいき、ますます目の前の勉強に集中できなくなっていって…
なんてことになったらとても辛いです。
解消できる悩み事であれば出来る限り先に解決してしまい、それから改めて勉強に取りかかるようにしましょう。
後回しにしていても、良いことはありません。
勉強する時間帯を変えてみる
いつも集中できず、はかどらない状態が続くのであれば、時間帯を変えて勉強してみるのも良い方法です。
脳は朝起きた時が一番リフレッシュされており、働きやすいと言われています。
そして一日活動するにともなって徐々に脳は疲れ、夜に向かうにつれ働きがニブっていく。
多くの人は夜の時間帯をメインに勉強していると思いますが、これは実はそれほど効率的ではないということなんです。
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朝少しだけ早く起きる様に習慣を変え、その時間帯に勉強をしてみる。
睡眠不足だといくら早起きしても脳は働きませんから、きちんと計画立てて習慣を変えてみましょう。
期限を決めて、とことん勉強しない
どうしたって勉強に集中できない。。
ちっともはかどる気配がない。。
そんな状態になってしまったら、一度勉強から完全に離れてみるのも手です。
「〇〇月〇〇日までは、もう絶対に勉強しない!遊んでボーっとして過ごす!」
こう決めてしまい、その通り勉強から離れて生活してみる。
「あぁ、少し勉強しなくちゃ…」という思いが強くなっていき、おシリに火がついてその後の勉強に集中できるようになります。
ただし、この方法は誰もが使える訳ではありません。
期限を守るのが苦手な人にはあまり向いておらず、一度でも勉強から離れたらそのまま
やらなくなってしまう可能性があります。
期限を守れる自信がある人であれば、一度試してみるのも良いと思います。
イライラするくらいなら勉強は一旦やめよう
イライラしたままいくら机にしがみついて頑張っても、大きな成果は見込めないものです。
勉強がはかどらない時には、流れを変える様な行動を取る必要がある。
今回共有した方法を試しても一向に改善しそうにない場合は、一度勉強する手を止めてみる。
そこでもう一度、「なんで自分は勉強するのか」を少し考えてみた方が良いと思います。
テストで良い点を取るためなのか、家族を喜ばすためなのか、目標を達成するためなのか。
目的をはっきりと再認識して自分から進んで勉強する状態に持っていけたら、「はかどらない!」とイライラすることも自然と減っていくものです。
この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。