「夜、どうしても眠くなってしまって勉強できない…」
という悩みを抱える人は、意外と多いものです。
「それでも勉強しなきゃ」とウトウトしながらも机にしがみついて頑張ってみたり、「もういいや」とあきらめてベットに寝転がってしまったり。
皆さんそれぞれ対応方法は違っていると思いますが、全体的に言える事は「そのままでは成果になかなか結び付かない」ということ。
それでは一体どうすればいいのか。
情報を整理しながら一緒に考えてみたいと思います。
夜眠くなるのは誰にとっても正常なこと
考えてみれば、夜眠くなるのは昼間にしっかりと活動できている証拠です。
一日中家にこもっていたりゴロゴロしたりする生活が続くと、夜と昼が逆転してしまって夜眠れなくなる人が多くいる訳ですから。
ですから夜眠くなるというのは、実はとても幸せなことだったりもする訳です。
そもそも夜は、一日活動した分の疲れが脳に溜まっています。
朝起きた状態が一番脳がリフレッシュされていて、頭がスッキリしている状態。
そこから一日活動して夜に向かうにつれて、少しずつ疲れが溜まっていくものなんです。
だから、夜に頭が働きにくいのは自然な反応と言えます。
その状態を無理に変えようとする必要は無いんじゃないでしょうか。
夜の勉強には単純なものが本来向いている
夜遅くなるにつれてドンドン脳は疲れていき、勉強に向かない状態になっていきます。
ですから効率良く勉強して成果を出していくには、夜遅くまで勉強をする必要が無い状態に持っていくのが一番。
そしてさらに、夜眠る直前に勉強したことは寝ている間に脳内で整理されるため、記憶に定着しやすいと言われています。
だから徹夜なんてもってのほかで、成果をきちんと出したいなら規則正しく「夜寝て朝起きる」のサイクルの中で勉強していくのが一番なんです。
「そうは言っても、徹夜して勉強しないとどうしようもない…」
という方は、下記の記事も読んでみていただけたら幸いです。
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朝と夜の時間帯を使い分けて効率よく勉強
脳の特性を生かした理想的な勉強スタイルは、
<朝>
少し早起きをして通学・通勤前に数十分から数時間、頭を使う少し高度な問題演習に取り組む
<夜>
帰ってきてからは、重い内容より復習や暗記モノなどの単純な勉強を寝る前に行う
こんなイメージです。
朝の時間が取れるかどうかが重要なポイントで、このスタイルで一日平均3時間前後でも勉強時間が取れれば、半年後には結構違いが出てきます。
暗記に苦手意識が強く「夜寝る前だけだとちょっと足りない」もしくは「夜は疲れて暗記が出来ない」と感じる方は、学校や職場での休み時間等のスキマ時間を利用して少しずつ暗記モノをしてみることをおすすめします。
「そんなに早起きが出来ない…」
「忙しくて、余裕のある時間なんて無い…」
という方は、本当にそうか自分自身にもう一度確認してみてほしいです。
夜、もう少し早めに寝ることはできないか。
忙しい用事の合間に、スキマ時間は本当に無いか。
「忙しい」「大変だ」と言っていても、実はただ言い訳してしまっているだけということも多いものです。
朝起きたり、休み時間に休まず勉強したりはイヤだと感じるかもしれませんが、どちらもいざ習慣にしてみるといい感じに集中できるのでおすすめ。
何より、朝や昼間に頑張って勉強しておくと、夜に結構自由時間がつくれます。
疲れている時間に眠気を我慢しながらイヤイヤ頑張るよりも、脳の体力が沢山ある時に勢いで勉強してしまう。
最初は大変そうに見えても、その方がずっと楽で効率的な勉強ができます。
毎日の充実感も得やすいので、あなたの生活で取り入れられる範囲から始めてみていただけると嬉しいです。