「毎日自分なりに一生懸命頑張っているけど、給料が上がるかと言われると微妙」
「このままやっていって良いのか、時々ばくぜんと不安になる」
こんな思いを抱えながら働く社会人は、日本に多くいると思います。
「頑張れ」「頑張れ」と言われ続けて必死にやっているのに、その割にはなんか納得感がない。
そんな風に思いながら働いていると、時々無性にむなしくなったり、不安になったりするんですよね。
この思いをどう解決していくべきなのか。
整理しながら考えてみたいと思います。
給料を上げるのはとても難しい
現在の業務に100%没頭して、スキルを上げれば出世できると自分で思えるのであれば良いんです。
今やっていることを更に頑張れば、出世ができて給料が増えて納得のいく生活ができる。
そう感じられるのであれば、その方がきっと幸せです。
目の前の業務に今のあなたの生活全てを捧げる価値はあると思います。
けれどもそう思えないないのなら、少し視点を変える必要があります。
日本の会社に勤めていたら、「仕事が人並み以上にできる」というだけで出世できる訳ではありませんよね。
上司や同僚等社内での人間関係も、とても重要な要素になってくる。
そこで消耗をして、精神的に病んでしまう人も沢山います。
だいたい、どんな上司の下に配属になるかなんてくじ引きのようなもの。
運の要素があまりにも強すぎます。
さらに、運良く上司に恵まれたとしても、自分が異動するか上司が異動するかでまた一からやり直し。
しかも上司にたとえ好かれたとしても、出世できる保証があるわけでもありません。
そんな中で給料を上げようと奮闘する。
朝から晩まで一生懸命働いて、お酒の誘いにも付き合う。
徐々に体調を壊しながらも、いつでも基本的には会社のこと・仕事のことを考えて行動する。
休日だって、時には仕事の予定を優先する。
これらは誰にでもできる事ではありませんし、サラリーマンとしてはレベルが高めの姿だと一般的には見られると思います。
けれどなんかこう、割に合わない感じがします。
報われないような気持ちは、どんなに頑張っても消えない気がする。
もう会社や組織にただ頼る時代じゃない
そこに加えて、近年ではもう終身雇用制も崩壊に向かっています。
現状で日本のトップ企業であるトヨタでさえ、「終身雇用制度を守っていくのは難しいかも」と考えている。
それはつまり、ほとんどの日本企業に勤めている人にとって例外ではないということですよね。。
また、国内損保会社の3メガの一つである損保ジャパンが、4,000人の人員削減を
すると発表したことも話題になりました。
「余った社員」は買収したワタミの介護事業の方に回すということですが、これって本当に怖いことです。
介護の仕事が良くないと言っているわけではありません。
良くないどころか、今後どんどん重要性が高まっていく仕事だと思っています。
私が怖いのは、「金融業界になんとか就職して頑張ってきたと思っていたはずが、突然介護の仕事をしなさいと言われる可能性がある」という事実です。
仕事があるだけましだと言われるかもしれません。
けれどあまりに畑違いな新しい配属先で、また新たにやりがいを見つけ出せるかどうかは正直分かりませんよね。
おそらく収入面でもそのままという訳にはいかない中で、やりがいを見い出せないまま続けられるほど、介護の仕事は甘くはないのではないでしょうか。
会社員として人並みに頑張っているだけでは、人並みに幸せな未来を描くことが出来ないかもしれない。
自分の人生を歩いていくには、会社や組織だけを頼るのではなく自分自身の力で行動を起こしていく必要があるのかもしれません。
正直、今の生活はなかなか変えられない
仕事以外の時間にも自分を磨かなくちゃいけないって、分かってはいてもなかなか行動に移すことは難しいんですよね。
仕事が終わったら好きな動画を見たいし、時にはお酒を飲んでゆっくりしたい。
週末にはのんびりしたり、遊びに行ったりする時間だって精神的な健康には大切。
そういう時間を削ってまで自己研鑽をするエネルギーはなかなか出てこないのが正直なところで、いつも行動に移す前に諦めてしまう。。。
これは多くの日本人に当てはまります。
学び直しをする余裕が日本の社会人にはありません。
だからこそ逆に、ここは実はチャンスなんです。
他人から一歩抜け出すために必要なのは、とりあえず一歩踏み出してみる事。
結果がどうなるかはこの際置いておいて、とりあえず一歩だけ進んでみる。
それだけで、他の多くの日本人より何歩も前に進むことが出来るんです。
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やれそうなことから始めるのが良さそう
ここまでお話ししたことを整理してまとめると、下記のような感じです。
・今の仕事に全力で取り組めば幸せになれると思えるなら、きっと頑張るべき
・だけどもしそう思えないなら、いくら頑張ってもむなしさは消えないかもしれない
・難しいことを考えすぎず、とりあえず一歩前に踏み出してみる
・その一歩が、日本の社会人にとっては本当に大きな一歩
肩に力を入れすぎず自分が納得できる様に動くことを、みんなで一緒に考えていけたら良いなと思います。