「せっかく大学生になったんだし、何か面白いことがしたい」
「学生ならではの目標を見つけて、没頭してみたい」
こんな風に考える大学生も沢山いらっしゃることと思います。
思う存分に遊んで自由を満喫する大学生活も良いけれど、せっかく厳しい受験を乗り越えたんだから、更に自分を高めていきたい。
けれども資格の勉強も語学の勉強も、なんとなくしっくりこない。物足りない。
もしそんな風に感じるのであれば、是非思い切って起業をしてみてほしい。
「自分が学生に戻ったら絶対そうする!」なんてカッコ良い話ではなく、半分以上は後悔の気持ちでそう思います。
「起業家志望」を特別視する必要無し
起業と言っても、現代では本当に様々な選択肢があります。
始めようと思えば資本金がほとんど無くてもゼロから始められるし、そのためのツールも沢山ありますよね。
小さく始めればリスクだって小さいので、借金を抱える心配も少ない。
それが実現できる理想的な環境に、現在なってきていると思います。
私が学生の時には、同級生に起業を目指す人なんてほとんどいませんでした。
いたとしても一部のいわゆる「意識高い系」の人たちだけであり、自分とは別世界にいる人だと思っていました。
思えば、これがダメだった一番の原因。
もちろん今ほど起業が身近に感じる時代環境では無かったんですが、
「大学生にせっかくなったんだから、なるべく大きな会社に就職するべきだ」
みたいな思考に支配されてしまってたんだと思います。
サラリーマンになったこと自体は全然後悔していません。
お金の心配は正直不要ですし、様々な先輩方がいて教わることは非常に沢山あります。
サラリーマンを経験しなくては見えない景色があるし、むしろ選んで良かったと思っています。
けれども起業を特別視しすぎて、就職の道だけしか見えていなかった。
自分の可能性を模索しきれなかったと、学生時代を振り返って思います。
せっかくこの時代に学生してるんですから、今のうちに起業をしてみるべきです。
学生時代が起業に向いている点
どんな結果でもスキルは身につく
起業ですから、当然上手くいく保証は全くありません。
「頑張ってはみたが全然上手くいかない…」
「もうあきらめて、就職の道を考えよう…」
こうなることだって十分にあり得る。
というか、上手くいかないことの方が多いと思います。
けれどももしそうなったとしても、一生懸命に取り組んだ経験や知識は活きたスキルとして残ります。
学生の内に自分でお金を稼ぐ経験をしたり、「どうやったら売れるか」と真剣に取り組んだ経験はとても貴重であり、大きな財産になります。
就職活動にだって就職した後の会社員生活にだって、間違いなく役に立つ。
ダメで元々ならやってみて、少なくとも経験値だけは自分のものにする。
学生だからこそ、そんな感じで気軽に始めてみるべきです。
これまでとは違う人脈を作れる
起業をしようと頑張っていると、起業家や起業に関心の強い人たちと知り合う機会が増えます。
大学には同じ年代の人が沢山います。
だから同じ考えや志を持った人探しやすい。
また、SNSを通じて自分が起業しようとしていることを発信していけば、興味を持っている人は沢山集まります。
学生起業だと言えば、強い関心を抱いてくれる人は必ずいる。
スポンサーになってくれる人だって見つけやすい。
学生だということは、間違いなくそれだけで大きなアドバンテージになるんです。
学生時代に気付いた人脈は、とても大きな財産。
その後事業を自分でやるとしても就職するとしても、きっとあなたの力になってくれます。
大学内での事業展開や検証もできる
大学内では、学園祭やセミナーなどで学生向けに発信するチャンスが沢山あります。
ここで自分の事業サービスを提供する機会を得て、いろいろ小さく試してみることだってできます。
今後事業を大きくしていくにあたっては様々な仮説と検証の繰り返しが必要になると思いますが、その最初の場として大学内はうってつけなんです。
また、学内での自分の研究内容をそのまま事業につなげることも十分考えられます。
自分の研究内容であれば、ゼミ担当教授や大学側に相談をして支援を受けながら事業を立ち上げることも出来るんです。
私もおなじ大学で理工学部の知り合いに、ソフトウェア系のビジネスを始めた人がいました。
(私には数少ない、学生時代に起業した知り合いです。正直それほど仲良くしてはいなかったので、今何をしているのかは具体的に分かっていません。。今思えば、彼ともっと話をしておいても面白かったな…)
フットワークが軽い
大学生の大きなメリットの一つは、フットワークが軽いことだと思います。
卒業して仕事を持つと、仮にやりたいことができたとしてもなかなか思うようには動けなくなったりします。
家族が出来たりすると、更に自由度は無くなっていく。
だから学生の内が、自由に色んな事に挑戦するベストタイミングなんです。
社会人になると増える言い訳
フットワークの話をしましたが、本当は社会人だって起業したければすれば良いんだとは思うんです。
ただ、どうしても日々の忙しさを言い訳にして流されてしまう。
疲れやストレスが溜まり、たまの休みにはどうしても遊んだり寝たりして過ごしたくなってしまう。
「忙しいから」
「疲れてるから」
「生活しなくちゃいけないから」
気付けばそんな言い訳ばかりが増えてしまって、行動に移すことが出来なくなってくる。
「そんなのはやる気の問題で、時間は結構あるんだよ」
「成功する人は睡眠時間を削ってでもやるよ」
こんなこと実は分かっているのに、それでも自分を動かすことが出来なくなってしまう。
こんな風になったら、いくら仕事が上手くいっていてもやっぱりちょっとつまらないです。
学生の内から面白いことをドンドンやった方が絶対良い。
「本で勉強」だけじゃなく実際に始める方法を
じゃあ、具体的に起業って何をすれば良いのか。
色んな成功者の皆さんの本を読むのはとても大切です。
だけどもそうやって知識をインプットするだけでは、ちっとも前には進めません。
まずは、気軽に始められるところから始めてみるべきです。
ビジネスって、インターネットが浸透している現代だと一般の人の身近にも沢山あります。
例えば、ユーチューバーだって立派なビジネスマン。
消費者の悩みや求めているものは何かを考え、解決したり楽しませたりする。
SNSやブログで発信して価値提供をする人もいますし、プログラミングを学んでフリーで活躍する人もいる。
PCやスマホを駆使すれば、お金が無くてもやれることは沢山あります。
まずは気軽に飛び込んでみることが大切。
職種を限らず経験者から学ぼう
インターネットで調べるだけでも、色んな人の成功例や体験談は聞けると思います。
けれどもやっぱり、実際に有って話を聞くのが一番刺激をもらえる。
例えばフットワークが軽い人だと、SNSで知り合った人に直接話を聞きにいったりもします。
けれども正直、これは上手くいかないことも多いと思います。
本当に実績があって有益な話をしてくれる人は忙しいものですし、失礼な言い方かもしれませんがアタリ・ハズレも結構激しいんじゃないかと。
正直微妙な人も沢山いますから、あまり効率的とは思えません。
そこでやっぱりおススメしたいのは、企業が行なっているセミナーや勉強会。
お金がかかるものもありますが、無料のセミナーを開催しているところもあります。
学生が起業を学ぶビジネススクール【WILLFU STARTUP ACADEMY】
(公式サイトのリンクです)
例えばこれは、サイバーエージェントやリクルートなど多くの有名企業が協賛しているビジネススクール。
無料説明会と体験授業を開催しているので、まず行ってみて話を聞いてみると良いと思います。
そこでやる気になればもちろん入塾はできます。
ビジネススクールの卒業生は、起業家だけでなく三菱商事やマッキンゼー、リクルートなどの大企業に就職する人も沢山いる様です。
やっぱり、起業しなくても身につけたスキルは無駄にはなりませんね。
首都圏の大学生・大学院生が対象のようですので、東京周辺地域の大学生なら行ってみて損は無いと思います。
無料説明会には友達と行ってももちろん良いそうなので(上記リンク先での事前申し込みは必要)、もしちょっとでも気になるなら、気軽に参加してみてください。
自分の大学時代を思い返してみれば、今の大学生には本当に意識が高い人が多いと思います。
先ほどお話したビジネススクール等の学び実践するツールも沢山ありますし、大学生なら一度は企業に触れてみるべきだなと改めて思います。
もちろん就職活動に熱心になるのも良いですし、資格試験や語学留学に行くのも良い。
肝心なのは、自分が納得して没頭できることに時間を費やすことだと思います。
せっかくですから大学生の肩書やフットワークを武器に、面白い人生の基盤を作ってみてほしいですね。