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周りの大人や友達に流されない!あなただけの進路の決め方

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進路決定。

悩むこともホントに多い問題ですよね。

 

「周りの友達や大人は色んなことを言う…どれも正しく聞こえる…けれどなんかしっくりこない…」

「自分に何ができるかとか、何がしたいかなんていきなり決められない…」

 

あなたのそんな悩みを一緒に考えるために、進路の決め方について一歩ずつ整理してみたいと思います。

 

 

進路決定までの流れ

「自分」について考えてみる(自己分析)

進路を考える時には、いきなり職業を書いて並べて選ぶようなことはせず、自分の内面について考える事から始めましょう。

 

「自分は今どんな人で、今後どうなりたいのか」ということを考えることによって、まず自分で自分の方向性を理解していきます。

 

・何が好きか。どんなことをやっていると楽しいか。逆に嫌なことは何か。やりたくないことはあるか。あるならどんなことか。

・好きな本や動画、テレビは何か。どんなタイプの作品を好きになることが多いのか。

・何を一番大切にしているか。

・尊敬している人はだれか。SNSなどでフォローしたくなるのはどんな人が多いか。逆に「この人にだけはなりたくない」と思う人はいるか。もしいるならば、それは一体なぜなのか。

 

こういったことを、なるべく時間をかけて沢山考えていきましょう。

 

…と言っても、いきなりこんなことを考えるのも難しいですよね。

大したことも思いつかないし、ちょっと面倒に感じるし。

 

「この段階で既に挫折しそう…」

 

という方におすすめなのが、例に挙げた中で一番下の項目を深ぼりしてみる事。

つまり、自分の身近な人や有名人で、自分の理想の人間を探して調べてみるという方法です。

 

「こんな風になりたい」

「この人を超えてみたい」

 

という人を探してみて、その人について調べてみる。

 

もしそれが身近な人であれば、話を聞いてみるのが一番良いです。

有名人であればインターネットの情報だけでなく、その人が書いた本があれば読んでみましょう。

文章には、書いた人の考え方や性格がにじみ出てくるものです。

本だけでなく、その人がかかわった事や作品にはとにかく沢山触れてみることをおすすめします。

 

性格やそれまでの人生について調べてもなお、「やっぱり共感できる!」と思ったとすれば、その人はあなたの人生の参考になり得る人です。

 

その「理想の人間」についてもっと深く調べ、

 

・どんなところに共感できるのか

・この人がどんなことを実現・達成しようとしているのか

 

こういうことをじっくり考えていきましょう。

 

ちなみに、「理想の人間」と同じ職業に就く必要は、必ずしもありません

「理想の人間」が自分の仕事を通じてどんなことを実現しようとしているのか、どんなことを伝えたいと思っているのかを感じ取る。

 

その思いを自分でも実現できる方法が他にあるのであれば、違う職業であっても構わないんですから。

それに調べているうちに、それまでとは違う考えが出てくることもありますし。

 

これは、自分の欲望と向き合う作業です。

誰かに言う必要はありませんから、恥ずかしがったり誰かに気を使ったりする必要はありません。

「自分にできるかな?」なんて小さくなってしまう必要もありません。

楽しく前向きに、堂々と考えてみてください。

 

仕事の種類や内容を知る(職業研究)

ある程度自己分析が進んだら、次にどんな種類の仕事があるのかを調べていきましょう。

自分の思いを実現するためには、どんな職業に就けばよいのか。

主な選択肢をピックアップして、それぞれについて調べていく。

 

今の世の中、本当に沢山の仕事がありますから、ヘンケンを持たずに色々と見ていった方が良いと思います。

様々な職業について載っている本もありますから、是非とも一度参考に読んでみてほしいと思います。

 

現在であれば、王様からの求人票 天職攻略大図鑑という一冊がおすすめです。

 

これまでいろいろな職業ガイド本はありましたが、この本は少し雰囲気が違います。

各職業の概要や年収が分かるのはもちろん、ゲームの攻略本のような感じで楽しく読み進められます。

そして特にこの本で良いのが、キレイゴトだけでまとめずに、現実的な部分についても結構触れているところ。

 

中学に入学したて位の人でも問題なく楽しく読めますし、その親世代の人でも興味深く読めます。

職業について研究する時の最初の一冊にはうってつけですので、是非読んでみてください。

 

どうやったらなれるかを考える

自分の目指す職業が決まったら、その職業に就くためにはどういう手段があるのかを調べていきましょう。

 

大学進学が必要?必要なら学部や学科は?かかる費用は?

専門学校に行くべき?かかる費用は?

学生時代にアルバイトとして経験をつむことが出来る?

 

などなど。

たどり着くまでに取れるルートと、どの方法が自分にとって最善かを整理してみましょう。

 

進路決定の時に思い出してほしいポイント

ハッキリと夢が持てなくても問題ない

 

「自分には夢が無い…」

 

そう感じる人も、沢山いるのが現実だと思います。

だから、仮に自分の将来にはっきりとしたイメージが持てなくても、焦る必要は全くありません。

 

大切なのは夢が無い事をなげくことではなく、「だったらどうするか」を前向きに考えることです。

 

「やりたいことがなかなか見つからない。だから自分の可能性を広げるために大学へ行く」

「将来の夢と言われても全然ピンと来ない。働きながら考えてみたい」

 

今の時代正解は沢山あります。

他人と自分を比較して「自分には何の価値もない」なんて考えるのは、とてももったいないのでやめましょう。

 

興味や好みはいくらでも変わる

学生時代に興味や関心があることでも、それがそのまま大人になっても変わらないとは限りません。

 

色んな人と出会って価値観が変わることもありますし、働いているうちに別の可能性に気付くようなこともあります。

 

だからあまり重く考えすぎず、今の自分の心の声に従って、とりあえず頑張ってみることが大切です。

 

適正よりも「やりたいかどうか」が大事

進路を考える時に、自分の才能を出発点にすると後悔の原因になりやすい。

 

色んな未来を想像していると、「自分にはどうせ無理…」という気持ちが出てくることが沢山あると思います。

けれど、それだけで諦めてしまうのはとてももったいない。

 

「この進路で自分は成功できるか」を考えるのはもちろん大切。

生きていくのにお金が必要なのは事実です。

 

けれどそれだけで将来を決めてしまうと、成長の機会を失うかもしれません。

自分の可能性や本当の気持ちに気付かないまま時間が過ぎていってしまうかも。

 

ですからもっと大切なのは、「この進路で成功できなかったとしても、自分は後悔しないか」の方だったりします。

 

自分が納得できる進路であれば、嫌なことがあっても結構頑張れるものです。

 

お金が理由で目標を変えるのは待って

目標によっては、実現に大きなお金がかかることもあります。

例えば医学部に進んだり、海外に行ったり。

ご家庭の事情によっては、そのことで悩むこともあるでしょう。

 

けれども「ウチはお金が無いから…」とすぐに進路を諦めてしまうのは避けたいところです。

もし本当にお金だけがネックになっているのであれば、解決法は意外とあったりするものです。

奨学金を得るとか、誰かを頼るとか、場合によっては自分で貯めるとか。

 

もしあなたの親から「ウチにはお金が無いからダメ!」と言われても、そのままあきらめてしまうのはまだ早い。

 

ひょっとしたら、工夫次第で乗り越えられる壁かもしれません。

先生や友達、誰でも良いから頼って相談してみてください。

インターネットで調べてみても、色んな情報は手に入ります。

 

本当に不可能なのか、一度落ち着いて調べてみましょう。

もしあきらめるにしても、それからの方が後悔が少なくて済みます。

 

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大変なことも沢山あるでしょうが、なるべく前向きに。

明るい未来について考えてみましょう。