浪人先生とちょっと一息

現役時代全落ち→一年間の宅浪→早稲田政経→金融機関に就職の会社員が、受験やその他について書いています。ちょっと一息ついて行きましょう。

【大人・大学生になっても勉強したくなる】要約力を鍛えて、文章作成力を身につけよう【『短くても伝わる文章のコツ』を読んで】

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こんにちは、こんばんは。

 

あなたは、「文章を書くこと」にどんな印象がありますか?

抵抗感がある?

それとも得意でしょうか?

 

私は学生時代から文章を書くのが大の苦手で、自分で文章を書くことからなるべく逃げて生きてきました。

 

「文章を書け」と言われても、何をどこから始めたらよいのかいまいち分からず。

苦手意識が消えないまま大人になってしまいました。

 

そしてこのままではいけないと思い、文章を書くトレーニングも兼ねて、こういった記事を書くことを頑張ってみています。

 

それでもなかなか、苦手意識はなくなりません。

何とかして、「文章作成」への苦手意識を取り去りたい。

 

そんな、私と同じ悩みを抱えている方がいれば是非共有したい本があり、今回記事にさせていただきました。

 

それが、下記↓の本。

 

博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ

 

この本の筆者ひきたよしあきさんは、博報堂に勤めながら明治大学や慶應義塾大学、日本大学などで講義・講演もされている、凄い方です。

 

そんな方が、簡潔で分かりやすい文章を書くための沢山のヒントを本書にまとめられています。

 

 

要点から逃げない

筆者のひきたさんは、トイレに貼ってあった張り紙の文章を例にして、「要点を伝える事から逃げると、文章が長くなる」ことを指摘しています。

 

「ペーパーハンドタオルが床に置かれたままですと、誤ってほかの人がトイレに流してしまう詰まりにより使用ができなくなります。

次の方のためにも、皆様、ご協力をお願いいたします。」

 

分かりにくい文章ですね。何を「ご協力」すればいいのでしょう。

…「使用済みのペーパーハンドタオルは、所定のゴミ箱に捨ててください」と、簡潔に書けます。

そのほうがずっと分かりやすいはずです。

 

ひきたよしあき『博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ』(かんき出版、2018年)p18

 

これは、本書のかなり最初の方に書かれている文章。

 

もちろんこの後にも、とても勉強になることがたくさん書かれているんです。

けれどもとにかく私の中に強烈にササったのは、ここの文章でした。

 

「ホント、これに尽きるなぁ…」

 

と冒頭からのめり込んでしまい、一気読みしてしまいました。

 

言いたいことから逃げ、要点をぼかすと、文章は長くなるのです。

 

ひきたよしあき『博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ』(かんき出版、2018年)p19

 

本当に耳が痛い。。

ひょっとしたら、ゴクゴク当たり前の事なのかもしれません。

けれど私は、どうしても余計な表現を使って遠回しに書いてしまいがち。。。

 

ハッキリ伝えることに抵抗感を感じてしまい、直接的な表現・強い表現を避ける。

結果として、何が言いたいのかよく分からない文章が出来上がってしまう。

 

相手からの反応をどこかで恐れているんですよね、きっと。

 

気を付けているつもりでも気を抜くとどうしても文章が長くなってしまう。

私を含めそんな方は、本書のこの言葉は常に念頭に置きながら書く必要がありそうです。 

 

 SNS時代の注意点

またその後本書では、SNS文化が広がったことによる注意点も指摘しています。

 

SNSの発達とともに、誰もが文章で自分の考えを自由に発信できるようになりました。同時に、クレーム、仲間外れ、炎上を恐れるあまり、はっきりと意見を述べることを避け、要点をわざとぼかす文章が激増しました。

 

ひきたよしあき『博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ』(かんき出版、2018年)p20

 

ツイッターのツイートなんて、誰が見てどんな反応をするのか分からない。

だからどうしてもオブラートで包んだような書きぶりが習慣になってしまう。

 

別にプライベートでやっている事であればそのままで構わないですよね。

ツイートするたびに書き方なんて気にしていたら、ツイッター自体が楽しくなくなってしまうかもしれないですし。

 

けれどもビジネス文書の場合は別であり、「相手に察してもらう事」を期待して文章を書いていてはいけない訳ですね。

要点から逃げない、簡潔な文章が求められる。

 

SNS文化に生きる私たちだからこそ、TPOをわきまえた「公」と「私」の文章表現のメリハリには意識的に気を付けるべきなんでしょうね。

 

 

表現力をつけるには要約力を磨く

 そして本書の中では、短くても分かりやすい文章を書くためのポイントとして、「要約力」をつけることを挙げています。

 

「要約」なんて言われると、拒否反応を起こされる方もいらっしゃいますよね。

私も正にその一人。

 

学生時代、現代文の問題で「~を〇〇文字で要約せよ」みたいな問題は、解答欄の巨大な空白部分を見ただけで戦意喪失していたクチです。

 

そんな非常にとっつきにくい要約のトレーニングに関し、筆者のひきたさんは「なんでも40文字にまとめる」方法を紹介されています。

 

人間が一目で見て理解できる、分かりやすい文字数が40文字なんだそうです。

 

「昔々、うらしまは、助けた亀に連れられて、竜宮城へきてみれば、絵にも描けない美しさ」

とちょうど40文字。

 

ひきたよしあき『博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ』(かんき出版、2018年)p41

 

漢字を含む40字にまとめる力がつけば、「この本って何が書いてあるの?」と尋ねられ、口頭で説明しなければいけない時も、10秒程度で要点をサッと答えることができます。

 

ひきたよしあき『博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ』(かんき出版、2018年)p42

 

文章を書く時だけでなく、誰かに話をする時もそう。

10秒って、いざ話し始めるとあっという間なんですよね。

「短く、簡潔に」がポイントになりそうです。

 

「いきなり40字と言われても言われても難しそうだなぁ。。」

 

という方へ、具体的なコツも示されています。

 

カタカナ語はできる限り漢字にする。無駄な修飾語、句読点は打たない。コツは二部構成で、前半で状況を説明し、公判で結論を述べること。

私は、広告文もまず40文字に要約しています。

「皮脂汚れが驚くほどよく落ちる。お父さんのシャツ、お父さんの体操着はこれで洗って!」

 

ひきたよしあき『博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ』(かんき出版、2018年)p44

 

原稿用紙を用意し、ありとあらゆることを40文字、つまり原稿用紙2行にまとめるトレーニングをする。

筆者はこれを日常的に行う事で、要約文を書く力をつけているそうです

 

博報堂のスピーチライターの練習法と聞くと、なんだか取り入れてみたくなりますね。

 

40文字くらいの短めの文に上手にまとめられるようになると、それが100字、200字になっても意外と負担感は少なくなります。

 

私自身の経験からも、それは言えます。

 

文章の要点は押さえられていますから、後はそこに肉付けをしていくだけ。

大きく外すことは少なくなります。

 

最後に

今回は、簡潔で分かりやすい文章作成のヒントを共有させていただきました。

 

まだまだ同書に書かれている情報の1割も共有できていないのですが、どの話も非常に考えさせられるものばかりです。

また別の機会で共有できたらとも思っています。

 

ビジネス文書やSNS文書など、局面別のポイントについても丁寧に書かれていますので、文書作成に苦手意識がある方は入門書として読んでいただくととても良いのではないかといます。

 

私の話だけではもったいないです。

すぐに読み終えられますので、是非↓。

 

博報堂スピーチライターが教える 短くても伝わる文章のコツ