浪人先生とちょっと一息

現役時代全落ち→一年間の宅浪→早稲田政経→金融機関に就職の会社員が、受験やその他について書いています。ちょっと一息ついて行きましょう。

【やる気に頼らない勉強法】勉強しやすい環境とは【『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』を読んで】

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勉強って、やっぱり始めるまでが大変ですよね。

 

「よし、勉強するぞ!」

 

という気持ちになかなかなれない。

 

思ったとしても、すぐに違う事を始めてしまったり三日坊主になってしまう。

そして、「自分は勉強もできないのか…」と嫌になってしまう。。

 

けれどもこれ実は、中学生・高校生の時にはある意味当たり前のことなんです。

 

この記事を読むと

・「集中力が無い」と感じている人におススメの勉強スタンスが分かる

・勉強を続けるためのヒントが得られる

 

ちなみに今回は『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』という本を読んでいて学生の皆さんとも共有したいなと思った知識があったので記事にさせていただきました。

 

この本の筆者は、瀧靖之先生という脳研究をされている教授。

勉強を脳の機能という側面から見て書かれております。

 

 

 

高次認知機能

同書では、人の脳の「高次認知機能」というものについて書かれています。

 

高次認知機能がどういうものか、引用させていただきます。

大人になっても著しい成長が続く前頭前野は、考える、判断するなどの知的活動だけでなく、いたとえばコミュニケーションをとったり、相手の気持ちを思いやったり、あるいは「空気を読む」という事も担っています。この部分が行なう知的な活動を、「高次認知機能』といい、整理すると、

 

・考える力

・計画する力

・判断する力

・決定する力

・洞察する力

・コミュニケーション能力

・我慢する力

 

などが該当します。

 瀧靖之『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』(株式会社文響社、2017年)p56

 

人間が人間らしいハイレベルな活動をしようとする時にとても重要になる機能が、「高次認知機能」なんですね。

ちなみに引用文中の「前頭前野」とは、おでこの辺りにある脳の部分で、何かを考えたり判断したりといった役割を担っているそうです。

 

学生年代の脳が持つ特性

判断力や決断力のカギとなる「高次認知機能」は、同書によると10代ではまだ発展途上にあり不完全なんだそうです。

 

10代や20代はその人の習慣や生き方が決まる大事な時期ですが、一方でこの時期の脳は、強い意志を持ちづらいと言えるのです。

瀧靖之『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』(株式会社文響社、2017年)p81

 

つまり、何かをやろうと決意することは、大人よりも10代の学生の方が大変で多くのエネルギーが要るという事なんです。

そんな中でも頑張って勉強しようとするというのは、大人が思うよりもずっと大変な事なんですね。

 

 

逆に言うと、なかなか勉強をする気にならなくても必要以上に悩む必要は無いという事ですね。

「意志」という能力は、これからどんどん成長し完成していくんですから。

 

勉強しやすい環境づくり【ハードルを下げる】

そういう、学生年代の特性を踏まえたうえで勉強しやすい環境というものを考えると、今までとは違ったことが見えてきます。

 

 それは、実行までのハードルをなるべく下げることが重要という事。

 

日本では「勉強は勉強部屋で」という習慣が根強くあるようですが、これなどはまさに逆効果。若ければ若いほど、通用しないということになるんです。

瀧靖之『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』(株式会社文響社、2017年)p81

 

なんとか勉強に集中するために自分の勉強部屋にこもろうとする人は非常に多いと思います。

けれど脳の特性を考えると、これは非効率という事なんですね。

 

人は、現状を維持しようとする性質があります。

だから「勉強をやらない状態」も、本能的に維持しようとする。

その状態を打開し、新しく「勉強をやる状態」にするには、とても大きなエネルギーが必要になる。

 

(詳しくは↓の記事もご参考にしてみてください。)

www.roninsensei.com

 

だから「始める」という部分に注目していかにストレスを減らすかが大切だというんです。

 

勉強専用のスペースをつくらず、勉強のための特別なものも用意しないことで、「いつでもどこでも、思い立ったときに勉強できるようにしておく」のです。

瀧靖之『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』(株式会社文響社、2017年)p80

 

勉強を特別なものだと思いすぎないことが大切なのかもしれないですね。

 

自然と脳が、勉強に対してより積極的になる環境づくりのコツをまとめてましょう。

・本棚はリビングに置く

・食卓の端に勉強道具を常備する

・資格試験のテキストは出しっ放しにしておく

瀧靖之『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』(株式会社文響社、2017年)p83

 

こういう方法って、普通は「行儀が悪い!」とか「だらしない!」とか思われてしまうものですよね。

脳にとって実はとても効果的であるという事を知っていないと、採用するのはなかなか難しい勉強法だと思います。

(リビングでの勉強については、↓の記事も参考にしてみてください。)

www.roninsensei.com

 

スキマ時間の活用は理に適っている

思い立った時にちょくちょく勉強するようにするのが脳科学的に効果大なら、スキマ時間を活用した勉強法はとても理にかなっているという事になります。

 

勉強をいかに特別な事にせず、やろうと思った時にすぐにやれる状況を作っておくことが、勉強の初めの一歩には効果的なんですね。

 

(スキマ時間勉強の詳細については、トイレ時間の活用法について記事にさせていただいています。↓)
www.roninsensei.com

 

肩に力を入れず、やれることから

ここまで『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』を読んでのまとめを書かせていただきました。

 

やっぱり何事も、「出来る事からコツコツとやる人は強い」という事なんですかね。

 

本書はどちらかというと「大人の勉強」にスポットをあてて書かれているんですが、他にも共有したいような素晴らしい知識がたくさん詰まっています。

文書も読みやすく書いてくださっているので、大人のみならず学生の皆さんにもとてもおススメです。

 

「何か本を読んでみようと思うけど何にしようかな」

 

と思っている人は一度お読みいただいても全く損は無いですね↓。

 

16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「脳を本気」にさせる究極の勉強法

 

他の気になった部分も積極的に共有できたらと思います。