浪人先生とちょっと一息

金融機関会社員が、社会人の学び直しや勉強について書いてます。

「勉強が苦手」でもすぐに成績を上げるための計画作りのコツ②【アドバンテージの最大化】

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以前、「選択と集中」「何をやるかではなく、何をやらないかを意識する」という事を中心に、勉強計画作りについて書かせていただきました。

 

その時の記事はコチラ↓です。

www.roninsensei.com

 

今回はこの続きとして、もう少し踏み込んで更に効果を高める方法を考えてみたいと思います。

 

 

地の利を生かす【自己のアドバンテージの最大化】

勉強計画作りの際に、もう少し踏み込んで考えてほしいことがあります。

それは、自分のアドバンテージを最大化することです。

 

単純に自分の得意な事をやるという事だけではありません。

 

「自分が取れる方法、得意な分野」だけでなく、ライバルが出来ないこと、苦手な分野を攻めるという事です。

 

ライバルが選択できない方法を極めることが出来れば、自分オリジナルの勉強法を確立できるだけでなく比較的容易に他から抜き出た存在になることが出来ます。

 

マネできる人がなかなかいない訳ですから。

 

デメリットをメリットに変える

 具体的なイメージが湧きづらいと思いますので、一つ例を挙げさせていただきます。

「ライバルが予備校や塾に通っているけれど、自分は様々な事情で通えない場合」を想定させてください。

 

予備校・塾通いには、明らかに沢山のメリットがあります。

 

勉強すべき場所(どこを勉強すべきか)、勉強の方法(どう勉強すれば良いのか)をプロから学ぶことができますし、どうしても分からない場合は個別に聞けば丁寧に教えてもくれます。

 

どんな人でも、上手く利用すれば着実に力が付く。

 

だから多くの人が、予備校や塾に通えないことはハンデでしかなく「人より沢山勉強をしなくてはならない」とか、「自分にはもう勝てない」と思ってしまう。

 

けれどもこれは正しくありません。

もっと自分だからこそ活かせる条件に着目し、利用するべきなんです。

 

予備校・塾に通うという事は、授業を受けるという事。

授業を受けるという事は、予習をしなくてはいけないという事です。

 

予習は「勉強のための勉強」、つまり勉強の準備です。

準備に時間をかけなくてはいけないのは、とてもロスが大きい。

 

「時間」という資源は誰にでも同じだけ平等にありますが、フルに活かせるかどうかはその人のやり方次第です。

(「資源」については下記記事↓を是非ご参照ください。)

www.roninsensei.com

 

予備校・塾で沢山のコマを取れば、その分だけ沢山の時間を予習に割く必要が出てしまいます。

最悪、自分がやりたい勉強がまったくできないこともあり得る。

 

その点、自宅で学習する際には予習は全く必要がありません。

 自分に必要だと感じた勉強をすぐに始める事ができるし、分からない所は何回でも何時間でも繰り返し勉強することが出来ます。

 

「周りに合わせる必要が無く、自分のためだけに全ての時間を使う事が出来る」

 

これは、予備校・塾通いの人にはとてもマネできない独学だけに許された大きなメリットです。

(詳しくは下記の記事もご参照ください)


www.roninsensei.com

 

塾や予備校を中心に勉強している人は、独学の人の勉強法をマネすることは決してできません。

 

このことに気付くことさえできれば、予備校や塾に通えないことはデメリットどころかメリットにすらなりえるんです。

 

諦めるのはもったいない

勉強に関して言えば、ライバルに追いつき追い越すチャンスは多くの人にあります。

大切なのは、自分が持っている「資源」に気付き、それを活かすこと。

 

一人一人が持っている「資源」は実は意外と沢山あるものなんですが、気付けていないことが大半なんです。

先ほどお話しした「時間」は、その良い例だと思います。

 

だから「どうせ自分には無理」だとか、「自分いは向いてない」だとか決めつけてしまうのは本当にもったいないです。

 

何をしようかどうしても悩むのであれば、一日10分でも単語帳に取り組む。

それだけでも一か月、二か月と続けていくウチに結構前に進めたりします。

 

いつからでもどこからでも。

 

大逆転と言えるような大成長は誰にでも起こりえます。

これは信じてほしいです。

 

だからなるべく前向きに。

やってやりましょう。