こんにちは、こんばんは。
皆さんは、「ガリ勉」についてどんな印象を持っていますか。
世の中の大半の人は、どちらかというとマイナスなイメージを持っているんじゃないでしょうか。
「勉強しか取り柄が無い人」みたいな。
私も正直高校を出るまでは「ガリ勉」に良い印象はありませんでした。
けれど実際はそんなことない。
浪人したり社会に出たりして本当にそう思ったので、まとめておきたいと思います。
ガリ勉は仕事ができない?
「ガリ勉は社会に出ると仕事が出来ない」というイメージを持っている人もいますよね。
「コミュニケーション能力が低い」
「何事も要領よくこなせない」
みたいなイメージを持たれてしまう。
ただ仮に「ガリ勉」の人たちが上記の様な特徴だったとしても、仕事ができないことにはならないと思います。
まず、職種にもよりますが、働くのに必要なコミュニケーション能力なんてそれほど大したものではないんです。
営業職だってそう。
底抜けに明るい様な、いわゆる「コミュニーケーション能力が高い人」ばかりが必要かといったら、そんなことは全然無いんです。
会社や大学等、それぞれの環境で頑張っていれば最低限の力は自然と身についてきます。
派手な人や真面目な人など、それなりに色んな人と仕事したり勉強したりしてきたつもりですが、
「コミュニケーション能力で悩んでいる」
なんて同僚、少なくとも私は見たことがありません。
そんなことで悩まなくてもホントに大丈夫です。
本質は、そこでは無いんです。
要領の悪さを気にしすぎる必要は無い
また、要領の悪さを必要以上に気にする必要もありません。
一つの事をするのに人の何倍もかかってしまう。
確かにそれは少しずつ改善していく方が良いとは思います。
ですが、世の中の大半の事は圧倒的な努力量で克服できるんじゃないかとも思うんです。
「頭の良さ」ではなく「粘り強さ」で勝負する大人だって沢山います。
取り組みの姿勢だったり、ひたむきさだったり。
そういう要素で一目置かれる人は、上司・部下問わず結構誰からも信頼されます。
仕事をするうえでこの「信頼」が有るかないかは非常に大きな差なんです。
要領の良さばかり追求して、なんとなくうまいこと生きていく。
それはそれで貴重な能力なのかもしれません。
ですがそうやって過ごしてばかりいると
「気付いた時には、自分にはほとんど何も残っていない」
なんて状況になる可能性だって十分にあるんです。
「勉強しかできない」は短所ではない
誤解を恐れずに言いますが、勉強は「できない人」の方が多いと思います。
人よりも勉強ができる。
それだけで、大半の人よりも優れている点が一つあるという事なんです。
「勉強なんて社会で役に立たない」
と言われることも沢山あります。
確かに、私もほとんどその通りだと思います。
けれども、勉強をすることを通じて身につけた能力は決して無駄にはなりません。
自己管理能力であったり、勉強法であったり、モノの見方だったり。
こういった能力はこれから先もちゃんと役に立ちます。
だから、「頑張れることが全然無い人」よりは「ガリ勉」の方がよっぽど信用できると私は思います。
何か一つの事に熱中したり、一生懸命頑張れたりする人は絶対強いです。
自分の幅を広げる
「ガリ勉」は人より劣っているのではなく、経験の幅が多少狭いだけだと思います。
だから、
「自分は勉強しかできない…」
と少しでも感じている人は、これからは少しずつ「自分の幅」を広げる事を考えてみましょう。
新しいことに挑戦したり勉強したり、知らない世界に飛び込んでみたり。
周りの人に自慢できることじゃなくても、なんでも良いんです。
極める必要もありません。
どんなことでも経験の一つ一つがその人の幅になりますから。
そしてそれは、いくつになってからでもできる事だと思います。
今受験勉強を頑張っている人であれば、受験が終わってからでももちろん大丈夫。
勉強をやるべき時はきちんとやり切る。
そうすることで、「ガリ勉」にはより大きな意味が出てくると思います。
結果を出して、馬鹿にしてきた周囲の人を見返してやりましょう。