浪人中には、将来について沢山のことを考えると思います。
「浪人なんかして、就職はちゃんとできるんだろうか」
こんな風に、私も頻繁に悩みました。
そんな先の話今考えても仕方ないんですが、それでも考えてしまうんですよね。
勉強以外の不安は極力減らしてほしいですし、少しでも気持ちを軽くして前向きになってほしいものです。
そこで今回は、浪人経験が就職活動に影響するのかを整理した後、もし面接で浪人経験について聞かれたらどうすれば良いか、私個人の見解ではありますが共有しておきたいと思います。
今考えることで無いかもしれませんが、悩んだままでは勉強にも身が入らないですもんね。
そもそも浪人は就活に不利か
まず始めとして、そもそも浪人経験が就職活動において悪影響なのかどうかについて整理を。
一浪くらいならほとんど問題にはならないと言われています。
私は一浪でしたが、確かに就職活動で浪人経験が足かせだと感じた事は一度もありませんでした。
一浪経験は気にする必要ゼロだと思って良いでしょう。
二浪でも不利になるケースは限定的なようです。
採用条件に引っかかったりする事はほとんどなく、不利になったとしてもあくまでも面接官等の心象が若干マイナスになる程度の事なんじゃないでしょうか。
そんな面接官も滅多にいない様な気がします。
二浪でもやはり、気にする程のことはありません。
三浪以上だと企業によっては新卒扱いにならないこともあり、就職活動に影響が出てくる事もあり得ます。
それでも多くの場合、大学に入ってからの活動次第で挽回することは可能なのではないでしょうか。
現在の世の中の流れからすれば、多浪経験があるからといってそれだけで即マイナスとなるような事は、どんどん無くなっていくと思っていても良いんじゃないでしょうか。
いずれにせよ、今の段階で心配する必要は無いように思います。
「気にするほどの事じゃない」というのが、結論です。
浪人時代のことはそれほど重要視されない
ここまで読んでいただいてもまだ不安が大きいと言う人のために、もう少し踏み込んで面接の時の話をします。
結論から先に言いますが、就職面接中にも浪人について聞かれるようなことはほとんどないんじゃないかと思います。
就職活動の面接官は、
「あなたは現在一体どんな人物で、未来はどういう風に成長していきそうか」
をコミュニケーションの中で確認したいんだと思います。
面接官は、自分と一緒に働くあなたの姿をなるべくリアルに想像したいんです。
そしてそれを知るためには、一番直近である大学時代にどう考えて行動してきたのかを沢山聞きたいはず。
浪人経験は、就職面接時からすればもう結構昔の出来事になっています。
そんな昔の浪人時代にいかに頑張っていたことが分かっても、「最近はどんな生活を送っているのか」が分からなければ、あなたの未来について想像することは難しそうですよね。
だから、そもそも浪人時代の事なんて聞かないことが大半なんです。
浪人について聞かれた時のアピール
それでも、面接官によっては浪人経験について質問して来る可能性もあります。
多浪経験があったりすれば、「受験勉強に時間をかけた理由」を聞きたくなる人もいるかもしれません。
面接官はほぼ間違いなくあなたと初対面です。
あなたがどんな人かなんて、初めは全然分かっていません。
「この人は一体どういう人なんだろう」
「浪人しているってことは、期限にルーズな性格なのかも」
といった先入観で見られてしまうのは、仕方ないことでもあります。
もし浪人経験についてコメントを求められた時には、
「自分はなぜ浪人したのか」
「浪人という失敗から何を学んだのか」
「失敗経験を今の生活にどう生かしているのか」
こんなことを考えている事が伝わるように回答すべきです。
私は浪人時代について聞かれた時(何社も受けて1、2回くらいですが)には、浪人中にしたアルバイトの話につなげていました。
それが正解という訳ではありませんが、「前向きさ」と「自分の個性」が伝わる答え方に出来たら十分なのかなと思います。
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ここで一つだけ、注意してほしいことがあります。
浪人した理由を分析する際に「誰かのせいにしているな…」と思われるのは避けるようにしましょう。
「実家が裕福でなかったので、予備校に行くことが出来なくて…」
たとえ事実であったとしても、上記のような説明はおススメしません。
置かれた状況の中で、自分はどういう行動を取れるのか。
一生懸命考えて、最大限取り組んできた。
そういう姿勢が伝わるようにすべきです。
今を乗り切るのが全て
自分のどこに原因があると分析し、浪人時代にどう克服したか。
ここまではさらっと言えるようにしておく。
要するに、浪人時代を乗り切りさえすれば何の問題もないということです。
「今頑張ってさえいれぼ、未来の心配は不要」
浪人中に将来のことが気になったら、その事を必ず思い出すようにしましょう。
終わってしまえば、浪人を気にする人なんて想像以上にいないものです。
浪人経験も自分の個性だと思える日がきっと来ます。
だから自分や家族が納得できるような終わり方を目指して、頑張ってみましょう!