こんにちは、こんばんは。
浪人生活を始めるにあたって、一人暮らしを検討する方も沢山いると思います。
予備校が自宅の近くに無い人だっていますもんね。
浪人生が一人暮らしをするにあたって気を付けたいのはどういうところかを一緒に考えてみたいと思います。
基本的に一人暮らしは△
まず共有しておきたいことは、一人暮らしをしなくて済むのであればそれに越したことはないということ。
一人暮らしはいざやってみるとなかなか大変ですし、勉強以外の事をやったり考えたりする時間が出てきてしまうからです。
「一人暮らしに憧れてて…」
という理由だけで一人暮らしをしようとしているのであれば、少し慎重に考えてみてほしいところです。
次からは、浪人生が一人暮らしをする時に注意してほしいことを書いていきます。
一つずつ見ていって、大丈夫そうか判断してみてください。
一人暮らしの注意点
健康管理を軽視していないか
受験生にとって健康管理は本当に大切です。
これまでは栄養バランスを考える事なんてあまりなかったと思いますが、一人暮らしであれば話は別です。
私もそうなんですが、一人暮らしの食事は本当にかたよります。。。。
嫌いな物を食べることはまずなくなりますし、手の込んだ料理なんてほとんどやりません。
毎日ご飯ばっかりとか、麺類だけとか、安い菓子パンばかりとか。。。
栄養バランスなんて壊滅的に悪くなります。
お金をかけずに手軽にお腹イッパイにできるものって、糖質が多くて太りやすいものが多かったりしますから注意が必要。
栄養がかたよると免疫力が低下し、体調を崩しやすくなります。
ここには気を遣うようにしないと、一年間でホントに不健康になってしまうかもしれません。
もし病気になんてなってしまったら、もうメチャクチャ後悔します。
受験生活のリズムをキープできるか
一人暮らしをすると、家族の目もなくなるのでとても解放感があります。
何時に寝ようが何時に起きようが、誰も文句を言いません。
その点で、一人暮らしは確かにとっても快適。
だからよっぽど自分に厳しく生活リズムを管理していないと、確実にダラケてきてしまいます。
「徐々に生活リズムが崩れてきてしまい、朝起きれなくなって、予備校も休みがちになって。。。」
なんてことに万が一なったら大変です。
受験生は朝型の生活リズムを保つべきですから、気をつけましょう。
費用面は大丈夫か
一人暮らしの費用が月々どれくらいかかるか、簡単にシミュレーションしてみます。
家賃 5~70,000円
食費 30,000円
水道光熱費 15,000円
携帯代 1~20,000円
この他、実際に生活してみると細かい費用が結構掛かります。
家賃をどんなに安く抑えたとしても、毎月10万円~を想定しておくべきです。
ここに予備校費用も入れると、年間で250万円~300万円くらいの費用が必要になる計算です。
少々細かいですが、引っ越し費用だってそこそこかかるものです。
1年間の費用をどうするのかは、ご家族ともきちんと話し合っておきましょう。
浪人中にアルバイトをするのも私はアリだと思っていますが、
「一人暮らしして勉強してアルバイトして…」
という生活は、肉体的にも精神的にも結構ハードだと思います。
かなりの覚悟が必要ですから、慎重に検討してみてください。
「どうしてもアルバイトする必要があるんだ!」
という方は、よければ↓の記事も読んでみてください。
誘惑とどう付き合っていくか
先ほどお話しした通り、一人暮らしをすると色んな事が自由になります。
テレビもスマホもパソコンも漫画も、好きな時に好きなだけ見られるようになります。
ただ、今この話を聞いて少しでもワクワクしてしまった人は、一人暮らしは慎重に検討すべきかもしれません。。。。
普通の人間は、欲望には勝てないものです。
欲望に勝てるのは、よほどの超人か仙人のみ。
勝とうとするだけ無駄なんです。
欲望に負けないようにするには、欲望から遠ざかるしかありません↓。
一人暮らしをするなら、欲望とどう距離を置くかのを真剣に考える必要があります。
心のケアをどうするか
欲望に負けないようにストイックになることは浪人生としては良いことだと思いますが、逆にやり過ぎてしまうのも注意です。
多くの浪人生は孤独に悩まされます。
高校卒業後で寂しい気持ちが高まっている状態。
そこに一人暮らしの孤独感が、輪をかけて襲い掛かってきます。
孤独に耐え切れず、ストレスで心を壊してしまう人も沢山いるんです。
私は大学在学中に二浪経験がある友人と知り合ったんですが、彼は正に「孤独にやられてしまった」と言っていました。
浪人一年目はサボっていたわけでなく、むしろこれ以上ないストイックに頑張っていたそうなんです。
「起きてる時間は食事以外は全部勉強に捧げ、睡眠時間も削るように頑張っていた。」
「けれど精神的に参ってしまって、結局上手くいかなかった。」
と言っていました。
心のケアもとても大切なのが、分かると思います。
別に大した話をする訳でもないけれど、ちょくちょく家族と顔を合わせる。
それだけで、気持ちは結構軽くなるものです。
予備校の寮も選択肢に入れてみる
「一人暮らしは色々不安だけれど、どうしても実家では勉強できる環境に無い…」
という方は、予備校の寮に入ることも検討してはいかがでしょうか。
量なら食事の心配をする必要はありません。
家事の面での不安はかなり減りますし、規則正しく誘惑からも遠ざかった生活が期待できます。
周りに生活している人はみんな同じ志を持った人たちですから、孤独感もだいぶ和らぐんじゃないでしょうか。
寮で仲良くなった人たちと大学に入った後も仲良くしているという話は、よく聞きますし。
人見知りする人だと最初きついかもしれませんが、検討に加えてみるのも良いと思います。
費用は大体全部で100万円前後位だそうです。
ここに予備校そのものの費用も合わせると、一人暮らしをするのと同じか少し安いくらいですかね。
環境のせいにしないスタンスが大切
どこで勉強をするにしても、大切なのは主体的に勉強をすること。
予備校に行かなきゃ勉強できないようでは、浪人の成功は難しいと思います。
予備校はあくまでもプラスαの部分だと思いましょう。
どんなに素晴らしい勉強法を身につけても、努力を継続できなければ未来を変えることはできません。
「誰かにやらされている」状態を変える。
自分の意志で、自分の責任で勉強をする。
その為の選択肢であれば、一人暮らしも有意義なものになるんじゃないでしょうか。
やってやりましょう。