こんにちは、こんばんは。
浪人生活を始めて少し経ったころ。
嫌というほど感じるのが、孤独感。
そういう人って、とても多いんじゃないかと思います。
同級生のほとんどが現役で大学に行っていたりすると、だんだんと話が合わなってくる。
みんなが大学生としてキラキラした生活を送っているだろう中、自分は勉強の日々。
前に進めていない自分が情けなくなり、寂しくてたまらなくなる。
「あぁ、寂しい…なんで自分だけ…何とかしたい…」
そう思った時は、特に気を付けてください。
実はその瞬間こそ、浪人生活が成功するかどうかの分かれ目なんです。
ハーディング効果
「周りの人と同じ行動をとることで、安心したい」
「集団から離れるのが怖い」
人にはこんな習性が元々あります。
そしてその結果として、合理的ではない行動をとってしまう。
こういった現象を、「ハーディング効果」と呼びます。
ハーディング効果は身近な場面でも確認することが出来ます。
例えば、行列のできるラーメン屋さん。
開店前からたくさんの人が並んでいるラーメン屋さんって、きっとおいしいんじゃないかと思ってしまいますよね。
「沢山の人が並んでいる→沢山の人が支持している→きっとおいしい」
集団が良いと言っているように見えるものは、勝手に自分も良いと思い込んでしまう。
食べたこともないのに。
これがまさに、ハーディング効果なんです。
反対に、誰もお客さんがいないお店に入るのにはとても勇気が要ります。
それは、人は集団から離れて一人になることが苦手な生き物だからなんです。
ラーメン屋さんだけじゃなくて、他にも沢山の例があります。
ツイッターやフェイスブックといったSNSで沢山のフォロワーがいる人の意見って、なんだか正しいように感じてしまいますよね。
これも、ハーディング効果の一つだと言えます。
「他人と違う」ということは、それだけでとても大変なこと。
人間である以上、それは仕方ないこと。
だから、
「みんなと同じになりたい」
「なんで自分だけが…寂しい…辛い…」
なんて思いになるのは人として自然な事です。
その気持ちを無理に抑えようとする必要はありません。
孤独を味方にする
注意しなくてはいけないのは、孤独に流されないこと。
寂しい気持ちに負けて何か合わせようとすると、合理的な判断が出来なくなる可能性があるんです。
予備校に行ってるのに勉強しないで遊んでしまっているような人は、まさにハーディング効果のエジキになってしまっているんじゃないでしょうか。
寂しさに負けて、楽な方の道を選んでしまっている。
それではせっかく浪人した意味がありません。
孤独に負けない。
対処しようとするんではなくて、受け入れて自分の力にするんです。
何かを成し遂げようと思ったら、むしろ一人になる時間はとても大切。
そして勉強を本気でやろうとすれば、どうしても孤独になるものです。
一人になって、落ち着いて情報を整理する。
孤独な時にこそ、物事を合理的に考えるチャンス。
自分の考えや想いに冷静に耳を傾けてみてください。
ここで負けなければ、きっと大きく成長するきっかけになります。
最後に
何かの道で成功する人って、どこかで孤独になった時期があったりします。
ピカソやエジソン、アインシュタインも、一人で仕事をすることの重要性に気付いていました。
だからどうか、寂しさに負けないでほしいです。
孤独を感じる時は、自分の殻を破ろうとしている時。
そう考えて、今は一つずつ地道に積み重ねていきましょう。
そうすればいつか、「気付けば大きく成長していたな」ということを実感する日が来るんじゃないかと思います。
(この辺りの話は↓の記事もご参考にしてみてください)
きっとやれます。
やってやりましょう。