こんにちは、こんばんは。
現代は、移り変わりがとても激しい時代です。
新しい技術が次々と生み出されてどんどん進化していく。
それと共に働き方の概念もここ数年で大きく変わってきていて、「何が良い人生なのか」の価値観も多様化してきていますよね。
「就職すれば一生安泰」なんてことも、なかなか言えなくなっています。
就職すべきか、資格を取るべきか、自分で事業を興すべきか…
生き方が多様化している中で、「これが一番だ!」なんて選択肢はもう無いに等しいです。
10年後がどうなってるか、予想するのも難しいですよね。
だから、
「自分の将来に希望が持てない」
「この先いいことなんてどうせ起こらない」
こう感じてしまうのは、結構自然なこと。
選択肢ばかりが増え、そのどれを選んで進めば良いのか分からなくなってしまう。
結果として何も変えることが出来ず、「自分はなんてダメなんだ」と嫌気がさしてきてしまう。
今回は、そんな後ろ向きな気持ちで行動を起こせない時に考えてほしいことを共有できたらと思います。
失敗を前提として行動する
ポイントから先に言いますと、それは「失敗を前提として行動すること」です。
それは、「若いうちは失敗しろ」とか「若いうちは色んな事に挑戦しろ」なんていう事ではありません。
そんな、どこかのオジさんが言うような話ではないです。
もっと人間の本質に基づいた、現実的な話なんです。
人間は非合理的な生き物
経済学の中に、行動経済学という分野があります。
ここでは、「人間は合理的な判断が全然できない」ということが前提とされ、人間の経済活動の研究がされています。
「A」か「B」かを選ぶにも、先入観が邪魔をして合理的な選択ができない。
本当は「B」を選ぶのが一番良いと気付けたはずなのに、「A」を真っ先に選んでしまう。
ここに選択肢「C」なんて入ってきたら、更に違った結論になってきてしまう。
人生は選択の連続だと言いますが、毎日毎日普通に生きているだけでも、非合理的な判断のもとに間違いを繰り返してしまうのが人間なんです。
「自分の人生はダメな事ばかりだと感じている」
「これから先も、大したことは起こらないと思っている」
そういう人たちは、実は人間の本質にいち早く気付けているということなんじゃないかと思います。
人生順風満帆で上手くいっている人は、こんなことには気付けません。
そして、一生成功し続けるなんてほとんど不可能。
遅かれ早かれ、どこかでつまづく時が来ます。
その時に「人間は失敗するものだ」という事に気付けていないと、更に大きな挫折となってしまうんです。
どうせなら早くから気付けている方が、断然お得です。
人生は実験の連続という発想
私たちのやることがどうせ間違いだらけなら、何度も繰り返しちょっとずつ間違えてちょっとずつ見直していく。
そういう実験の発想が人生にはピッタリです。
間違えることを前提にすれば、何か行動を起こすときのハードルが結構下がります。
✖「どうせ上手くいかない」→「やってもしょうがない」
ではなく、
〇「どうせ上手くいかない」→「ダメだった時のことを想定してやってみよう」
という発想で、どんどん小さな失敗をしていく。
そのうちアタリを引くことがあるかもしれません。
仮にそうじゃなかったとしても、失敗は経験としてあなたの中に徐々に積もっていってくれます。
そしてそのうち、「たとえ無駄になってもいいからやりたい」と思えるものが見つかるかも。
失敗談の数はその人の深さ
失敗した時のエピソードって、頑張っていさえすればそのうち話のタネになります。
向上心が強い人は、他人の成功話なんて実はあまり興味がありません。
成功しかしていない人間から学ぶことは実は少なく、大切なのはむしろ失敗談。
失敗から学ぶ姿勢が身についている人は、多くの失敗談から成功のヒントを得ようとするんです。
だから失敗した経験が多ければ多いほど、色んな人とつながれる「面白い人」になれます。
沢山の人とつながれば、その中の誰かがあなたを助けてくれるかもしれません。
「自分に正直に」が一番シンプル
「何もやる気が無い」と言う人には、世の中の人たちはとてもツラく当たってきます。
「ちゃんとしろ!」と、お節介な周りの人たちが絶対に言ってくる。
お節介な人たちの行動を変えることは、残念ながらほとんどできません。
他人の行動を変えるのはとても難しいことですから。
何もやらないと決めてしまうと、自分を否定する人が沢山出てきてしまう。
これはもうどうやっても避けられない、仕方ないことなんです。
「何もやらない人」は、かえって生きづらい環境を自分で作り出してしまっている。
わざわざ人生を自分で難しくしてしまっているんです。
だったら他人のことは気にせずに、なんでも良いからとりあえずやってみる。
その方が人生はシンプルになります。
「あっちの方が良い」「こっちの方が良い」なんていう他人の意見を気にする必要はありません。
「やってみるか」とちょっとでも思えたことに、一つでも多く触れればそれで十分。
「その瞬間は無駄に思えたことも、何年か経ってみたら実は重要な事だった。」
なんてことも、結構あったりしますので。
やってやりましょう。