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【受験勉強と名言】孫正義さん「絶対に勝つのだ。「勝ちグセ」をつけなくちゃいけない。一度勝ったら、勝ちの味が分かる。」

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こんにちは、こんばんは。

 

ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長、孫正義さん。

 

現代日本の実業家としてムチャクチャ有名な方ですよね。

今回は、努力の人としても知られている孫さんの、掲題の名言について共有したいと思います。

 

一見すると残酷な感じがする言葉かもしれませんが、そこにはきっと深い意味があるはず。

 

そう思い、この言葉の意味について私なりに考えてみました。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

パレートの法則

この言葉からは、「パレートの法則」が連想されます。

パレートの法則とは下記のようなものです。

 

社会全体の上位2割の富裕層が、世界の富の8割を所有している。

逆に残った8割の低所得者層が、残った富の2割を分け合っている。

 

教科書的な表現では無いかもしれませんが、こんな感じの法則。

「80:20の法則」なんて呼ばれ方もします。

 

経済学者のパレートさんが発見したもので、経済活動だけでなく様々な自然現象にもこの法則は当てはまると考えられているんです。

 

以前別の記事↓で書いた、2・6・2の法則もとても似ていますね。

www.roninsensei.com

 

なんだか残酷な感じがするこの法則。

ですが皆さん自分の周りを見渡していても、こういうことは結構あるんじゃないでしょうか。

 

結果を出す人は、大体いつも決まっている。

そんな感じ、ありませんか?

 

(ちなみに私は、大学生時代の講義でパレートについて知りました。

「パレート最適解」とか、経済学をかじると出てくるんです。

大学受験で政治経済を選択すると出てくるんでしょうか?

経済学も案外面白いです。)

 

勝てば勝つほど有利になる

パレートの法則によると、上位2割の人がほとんどの利益を独占することになります。

 

その利益を更に自分たちに投資することで、上位の人たちは更に勝ちやすい状態になり…という好循環を生み出すことができるんです。

 

「勝ち」が更なる「勝ち」を呼ぶ

 

だから人生を豊かに過ごしたければ、実は勝ち続けるのが一番。

 

こう言うと、

 

「そんなの、成功者だから言える特別な考え方だ!」

 

と感じる人もいらっしゃるんじゃないかと思います。

多くの人にとっては関係のないことだと。

 

けれど孫さんのこの言葉は、もっと愛情がこもった言葉なんじゃないかと思うんです。

 

「平均」にいると楽には生きられない

「自分は人並みで良いや」

 

と思う人は沢山いると思います。

 

けれどもパレートの法則からするとそれは損。

全体の平均辺りにいる人が得られる利益は、トップの半分ではありません。

 

上位に食い込まなくては、不当とも思える少ない利益しか得ることができないんです。

 

だから、「人並み」でいようとするのは実はとても大変なこと

 

せっかく頑張ろうと思っているのであれば、狙うは上位。

 

小さなことからコツコツと成功体験をする

>何をもって「勝ち」とするかは難しいですが、ここでは「何らかの成功をすること」だと考えたいと思います。

 

ここまでの話を読んでいただいて、

 

「自分はそんなに要領よくやれる人じゃないから。。。。」

 

と思ってしまった人は、ここで少し考え方を変えてもらえたら嬉しいです。

 

なんでも良いから、一度勝つ。

つまり小さくても良いので一つでも多くの成功体験をするようにするんです。

 

初めから大きく勝とうとする必要はありません。

問題演習でもなんでも、とにかく「上手くいった」という経験を意識的に増やすようにしましょう。

 

「勝ちの味」を少しでも経験すれば、次の「勝ち」はより簡単に自分のところに転がり込んでくるようになります。

 

後はそれを沢山繰り返すこと。

小さな「勝ち」の積み重ねで、人はどんどん変わっていくことができる。

 

そういう意味では、受験はとても良い経験になるんじゃないでしょうか。

 

どこからでも「勝つ」ことはできる

「今上手くいっていなくても諦めない事。きっかけさえ自分で作ることができれば、未来の流れは変えることができる。」

 

孫さんの言葉の裏にあるのは、こういう事なんじゃないかと思います。

 

その「きっかけ」は、待っていてもいつ来るかなんてわかりません。

 

きっかけは自分で掴みに行く。

 

それが孫さんの言う「勝つ」という事なんじゃないかと、私は勝手に思いました。

 

諦めずに、小さなことを積み重ねていく。

そうすれば今すぐには無理でも、1か月後、3か月後、半年後、そして1年後の自分を変えていくことはできます。

 

大丈夫。やれます。

 やってやりましょう。