勉強のやる気って、どうやったら出るんでしょうか。
この確実な答えは、なかなか見つからないと思います。
ただ一つ言えるのは、やる気は「天から降ってくる」様なものではないという事。
「きっと、受験直前期になったら自然と出てくるよ」
と思っている方がもしいれば、一旦考えてみてほしいと思い記事にまとめさせていただきます。
実は、それはとても危ない状態かもしれません。
- 勉強のやる気は自然には出ないと思おう
- 嫌いでもやるのは、自分が必要だと感じた時
- 受験が「ブラック」になるのは納得していないから
- 気分が乗らないからと勉強を休むのは逆効果
- 目の前のできることをコツコツやる
勉強のやる気は自然には出ないと思おう
改めて書かせていただきますが、やる気は自然と湧き出してくるものではありません。
人間、嫌いなものは嫌いですよね。
「嫌いなものがある日突然好きになった」なんて経験がある人はそうはいません。
期限が近づいてきてようやく「やらなきゃ…!」と思うのは、やる気が出ているのではなく焦っているだけだと思います。
焦って何かに取り組んでも、あまり良いことはありません。
嫌いでもやるのは、自分が必要だと感じた時
本当の意味でやる気を出すには、なぜ勉強をするのかをもう一度考えるのがベスト。
勉強の先に自分の欲しいものが本当にあるのかどうか。
逆に、勉強をしなかったらどんな嫌なことがあるのか。
こういうことを、なるべく具体的に考えてみてほしいんです。
そんなに難しく考える必要はありません。
「行きたい大学がある」とか。
「なりたい職業がある」とか。
「大学生になってみたい」とか。
「家族を喜ばせたい」とか。
そういうものでもなんでも、全然問題ないと思います。
なぜ勉強をするのか、逆に勉強をしない未来には嫌なことが待っているのかを少しずつでも考えることが大切です。
受験が「ブラック」になるのは納得していないから
普通の人は、「自分が納得できないこと」をやりたくなったりはしません。
納得できないまま強制的に長時間勉強をしようとすると、「日本の受験戦争はブラック企業と同じだ」なんて思う人も出てきてしまう。
自分が納得さえしていれば、何時間だって勉強はやれるはずです。
納得してやっているならそれは、決してブラックなんかじゃありません。
沢山の時間をかけて勉強しなくてはいけないのは、それだけ多くの人が目指していてライバルが多いから。
多くの人が目指しているということは、なんだかんだ言って受験にはそれなりの価値があるということなんだと思います。
自分で自分を説得できるかどうかが、本質的な意味でやる気を引き出せるかどうかの分かれ道なんだと思います。
気分が乗らないからと勉強を休むのは逆効果
どうしても気分が乗らない時に、とりあえず少し休むことを提案されることがあると思います。
けれどもこれは逆効果。
休んでも、やる気は自然に回復してはくれません。
それではただ、臭いものにふたをしているだけです。
たとえ見えないようにして遠ざけても、嫌なことは無くなってはくれません。
それどころか、自分の心の中でどんどんと大きくなってきてしまいます。
(後回しにしないことの大切さについては、↓の記事にも書いています。)
予定外の休憩をして、その後「やらなきゃ」とやる気が出せるのは気持ちが強い人だけ。
これは私自身の経験から言うんですが、気持ちが強い訳じゃない人は勉強に戻るのが嫌になったり、もっとひどい時は怖くなったりしてしまうんですよね。
実際に、脳や気持ちの疲れはただ単にボンヤリと休むだけでは取れません。
十分な睡眠や適度な運動をしたり、栄養をきちんと取ることでしか回復できないんです。
たとえ休んだとしても、心が疲れたままだと勉強のことを考え続けてしまいます。
はた目からはサボっている様にしか見えないのに、自分の心は静かに、どんどんと疲弊していってしまう。
そして気付いたころにはもう、机に向かうのも怖くなってしまう。
これは本当にツラいです。
そしてこれらのことは、誰にでも起こりうることです。
四六時中ツラい思いをし続けるなら、勉強を続けていた方がまだマシだと思います。
不安は、動いてみることでしか解決できません。
目の前のできることをコツコツやる
かといっても、寝食を忘れて勉強をしてほしいと言っているわけではありません。
大切なのは計画を立てて、予定通り着実にこなしていくこと。
いきなり大きなことをやろうとしすぎないことが大切です。
しっかり寝る事やきちんと食べることも、受験生活の大切な一部であり戦略の一つです。
(睡眠に関する話は下記↓もぜひ。)
目標は高い方が良いと私は思います。
ただそのための一歩一歩の勉強は、地道にコツコツとしたものを選択する。
その方が、最終的には成功しやすいものです。
しっかりと地に足を着けて、自分からやる気を出すべく動き出しましょう。
大丈夫。やれます。
やってやりましょう。