浪人先生とちょっと一息

金融機関会社員が、社会人の学び直しや勉強について書いてます。

【自信を持って】浪人生は「プロ意識」を持てる

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こんにちは、こんばんは。

 

浪人生が生きている世界って、冷静に考えるとなかなか厳しい世界ですよね。

合格だけが全ての世界、言うなれば「やるか・やられるかの世界」に生きています。

 

合格さえすれば、その一年間は肯定される。

これってもう、「受験のプロ」だと思っても良いんじゃないでしょうか。

 

そう思って、今回は浪人とプロ意識について考えてみたいと思います。

 

 

 

卑屈になる必要は無い

浪人生って、なってみると想像以上に肩身が狭い。

 

「自分はいったい何なんだろうか」

 

なんて哲学的なことを考えたりして、深みにはまると自信を無くす。

どんどん落ち込んでいってしまう。

 

けれど、そんなに卑屈になる必要はありません。

 

どんなことでもプロとしての意識をもって努力を続けるならば、きっと胸を張れますから。

 

プロ意識を持つ

そもそも「プロ」って何なんでしょうか。

 

これについては、大人たちの間でも様々な意見があります。

 

「お金を稼いだらもうプロだ」

 

とか

 

「一流の技術や知識、経験を持つ人だ」

 

とか。

 

これらが正解・不正解と言いたい訳ではありません。

プロの定義ってなかなか難しい。

 

「プロ〇〇選手」と呼ばれる人たちの中には正直お金をほとんど稼げないような人もいますし、大した知識や経験もないのにプロ〇〇を名乗って偉そうにしている大人も沢山います。

 

じゃあ、何をもってプロと考えれば良いのか。

 

 

「プロ」≒「期待を裏切らない人」

 

 

と考えると、とても分かりやすいのではないかと私は思います。

周りの「こうしてほしい」とか、「こうだったら良いな」という思いを裏切らない人。

 

期待を裏切らないために、自分の想いも時には抑える。

期待を裏切らない事に関してプライドを持つ。

 

なんだかかっこいい感じがしてきませんか。

同時に、大変そうな感じも。

 

けれども大丈夫。

私を含め、大人にだってこれらができていない人は沢山います。

 

だから、浪人生は逆に今が「プロ意識を持つ」チャンスだと思ってほしいんです。

 

あなたの身近な人、大切な人の期待に応える。

そのために大切な意識について、共有したいと思います。

 

プロ意識を持つために大切な4つの行動

約束を守るために最善を尽くす

プロとしての信頼を得るために重要なのは、約束を守ることです。

 

有名なトレーニングジムであるライザップの

 

「結果にコミットする」

 

なんて、すごくプロな感じがしますよね。

 

コミットとは約束。

「ダイエット」という結果を約束するんですから、かなりの覚悟が必要そうですよね。

 

 

受験勉強に話を戻します。

 

例えば、予備校に行かせてもらうというのは、学費を負担する人と「勉強をする」という約束をしたようなものです。

 

「予備校費用」という対価をもらい結果に向かって努力するんですから、立派なプロです。

 

そしてもし約束を破ったなら、その時点でもう周りからはプロとしてみなされなくなります。

 

「やっぱり浪人生は甘いな」

「浪人するような人は、やっぱりダメだな」

 

なんて、確実に思われます。

 

そんなの、メチャメチャ悔しいですよね。

 

私は自分がそんな風に思われるのは耐えきれなかったですし、今の浪人生がそう思われてしまうのも腹が立ちます。勝手な話ですが。。。

 

確かに、約束したことを守るっていうのは実は深く、結構難しいことでもあります。

けれどもだからこそ、約束を守るという事に全力を尽くす。

 

これが「プロっぽい」姿勢の第一歩だと思います。

 

「時間」に対する意識を持つ

「時間」に高い価値観を置くのも、プロの大切な要素。

 

規則正しく生活したり、約束した時間をきちんと守ることはもちろん大切。

 

遅刻する人って、本当に頼りにされないものです。

「時間を守れない人が、約束を守れるはずがない」と無意識に思われてしまう。

 

また、時間の要素として大切なのが「期限」です。

 

いつまでにどこまでをやるのか。

これをきちんと整理・把握して計画通り進められる人が、やっぱりプロとしての信頼を勝ち取るんです。

 

浪人生の期限と言えば、入試の日ですよね。

 

そこまでに何をするべきかをきちんと分析し、一日一日の時間を大切に。

計画通りに頑張っていきましょう。

 

細かいことにこだわりを持つ

プロの職人って、非常に細かいところにプライドを持ってやっていますよね。

 

刀鍛冶の繊細な技が生かされている作品は、「業物(ワザモノ)」として多くのファンを獲得したりします。

 

そして受験勉強においても、細かいところへの気配りは大切。

日々の勉強の中で出てくる、ちょっとわからない事とかちょっと調べれば分かるようなこと。

こういう事をないがしろにせず、その都度解消する。

高度な力を身に着けるためには、こういった姿勢が欠かせません。

 

地道な努力を続け、最終的には「業物」と思えるような力を身に着けていきましょう。

 

プレッシャーやストレスはプラスに変える

プロにかかる重圧は、時にとても大きなものになります。

 

やっている方は毎回必死なのに、周りからは「できて当たり前」と思われている訳ですから。

 

 

けれどもプロは、このプレッシャーやストレスをむしろ自分の力に変えていきます。

 

「プレッシャーがかかるのは、それだけ多くの期待をしてもらっている証拠」

 

「期待されている自分は、今とても意味のある事をしてるって事なんだ」

 

みたいな感じで。

 

期待が集まる行為には、それだけの意味があります。

もし浪人生活のプレッシャーやストレスに押しつぶされそうになったら、このことを思い出してみてほしいです。

 

「自分のやっている事は意味のある事」

「だから今自分はものすごく成長してるんだ」

 

なんて感じで。

 

最善を尽くしたら、次がある

これはもう完全に私の経験上の話ですので、読み飛ばしていただいても結構です。。

 

受験生活以外のどんなことでも、最善を尽くすことには意味があると感じています。

 

一生懸命やり切ったら、たいていの事には次があるんです。

 

頑張っていた自分を見てくれていた誰かが、助けてくれるかもしれません。

一生懸命やって身についた経験は、必ず他の何かに活かすことができます。

 

その努力が一年以上のものであれば、それはなおさら。

 

たいていの人は、一年間努力し続ける事なんてできないですから。

 

だから浪人中に悩んでいる暇があったら、一つでも多くの努力を積み重ねてほしいなと思います。

 

まあ、悩むのも仕方ないことだとは思うんですけどね。。。

 

期待を「超える」と、感動してもらえる

そして最後に。

 

期待を通りの結果を出すことは、それ自体がとても大変です。

 

ですから、期待を「超える」結果を出すと、人は感動してくれるんです。

 

自分が感動した時を思い浮かべてみてください。

感動する映画とかドラマとか音楽とか景色とか。

 

その時の気持ちを上手くは説明できないと思います。

けれど感動の根底には、自分の「想定以上」の何かがあったんじゃないかと思います。

 

 

何かの縁で、地味で大変な受験生活をあなたは選んだんです。

 

どうせやるなら最後には大切な人を「感動させる結末」を、導き出せたら最高ですね。

そこを目指して、前向きにやっていきましょう。

 

大丈夫です。

やってやりましょう。