こんにちは、こんばんは。
今回は、仮面浪人について一緒に考えてみたいと思います。
大学時代の同期にも仮面浪人経験者はいたのですが、話を聞いているととても厳しい世界なんだなと感じます。
普通の浪人経験者には分からない苦労が、そこにはあるようです。
選択は慎重に。
仮面浪人を検討している方は、是非とも一度お読みいただけたら嬉しいです。
学生の身分を確保しながら、浪人ができる
仮面浪人を選択する人の感じるメリットは、これに尽きるのではないかと思います。
確かに、ただの浪人からすれば、「大学生」を名乗れるのは非常に羨ましいものです。
また、もし受験に失敗しても帰る場所があるという安心感は、高校生・浪人生には得られないメリットだと思います。
私が浪人生の時は、仮面浪人している人ってやっぱりものすごく羨ましいと思っていました。
同時に「凄いな」とも。
大学入試に合格した経験のない「全落ち」浪人生からすると、
どこかに合格してもなお受験勉強を継続できるなんて、それだけですごい事ですから。
今の生活を犠牲にするほどの価値があるか
それだけに、仮面浪人に成功した時の喜びはとても大きいものなんだと思います。
個人的にはそういった選択も全然ありだとは思いますが、よほどの覚悟がないと成功は難しいのも事実です。
その大学での生活を犠牲にするほどの価値があるのかどうか、少し冷静になって考えてみた方が良いとは思います。
仮面浪人を決める前に考えるべきこと
仮面浪人が頭の中の選択肢に出てきたときは、下記のようなことをチェックしてみてください。
私自身は浪人(宅浪)はしましたが仮面浪人はしていません。
その後就職活動をして一般企業に入社し、サラリーマンになってからそれなりの年数が経っています。
そういう人の目線でのチェック項目です。
もしチェックした上でも気持ちが変わらなかったら、仮面浪人を選択するのも良いのではないかと思います。
プライドが先行しすぎていないか
大学受験が終わってから間もない4月から5月くらいまでには、まだ受験生だったころの気持ちが残っているものだと思います。
第一志望だったところ以外の大学に入学している方の中には、ひょっとしたら
「こんなはずじゃなかった」
「自分はこんなところにいる人じゃないんだ」
という風に思い、既に仮面浪人を考えている人もいるかもしれません。
けれどもここは少し冷静になって考えてみた方が良いと思います。
今の大学では、自分のやりたいことが全然できないんでしょうか。
目的の大学なら、やりたいことができるんでしょうか。
大学は自由なところです。
いろんなことに目を向ける時間を少し持ってから、検討してみてほしいです。
就職が理由なら慎重な判断を
もし就職に関することが仮面浪人を検討する理由なら、余程のランクアップをしなくては意味がないと思います。
就職面接の際に仮面浪人がマイナスになることはほとんどないと思います。
けれどもし聞かれたら、はっきりとポジティブな回答ができるようにしておく必要があります。
学費負担者の理解は得られるか
今の大学に通うための費用を負担している人は誰でしょうか。
その人の了解だけは得ておくべきです。
仮面浪人は、誰かに無駄なお金を払わせることにもなりかねない選択だと思います。
だからこそ、真剣に考えるべきことなんです。
もし黙ってやるというのであれば、仮面浪人をすることによって追加で発生する学費等の費用は自分で負担するくらいの覚悟が必要。
そして、最終的には納得させられる位の結果を出す気持ちがなくてはいけないと思います。
自力で予備校に行く費用も時間もあまりないという方は、↓の方法も参考にしてみてください。
もう高校を卒業して大学にも入っている訳ですから、世間から子供とはなかなか見てもらえないことを忘れてはいけません。
誰かからの「無償の愛」だけを、期待していてはもういけないんだと思います。
やりたいことをやるにはお金が必要だと、改めて認識しましょう。
元の大学での普通の学生生活は捨てる覚悟で
仮面といえども受験生。
ライバルのほとんどは高校生・浪人生です。
皆、背水の陣。
死に物狂いで向かってきます。
その人達と闘わなくてはならないんですから、片手間ではやはり厳しいと思います。
大学での単位を取得しながら仮面浪人をする方もいると思いますが、
それで思うような結果を出すのはとても大変だと覚悟すべきです。
せっかくの大学生ですので遊びにも行きたいでしょうが、
そんなことを考えていてはやはり勝てないと思います。
飲酒はもちろんダメです。お酒を飲んで勉強なんてできません。
(そもそも10代なら、現状飲酒はもちろんダメです)
最後に
色々とネガティブなことを書き連ねてしまいました。
ただ、仮面浪人はそれぐらい覚悟をすべき選択なんだと思います。
後ろ向きな理由で仮面浪人を選択してしまって、
全てが中途半端にならないよう気を付けて頑張りましょう。
(ちなみに、全落ちでの浪人に関する記事は↓こちらです)