こんにちは、こんばんは。
今回は、前回の記事に続き、テスト後の見直しについてです。
テストを最大限利用し、実力をのばすための話を共有させていただきます。
前回はテスト中の見直しについて書いていますので、こちらもどうぞ。
復習こそ、勉強の重要部分
勉強って、出来ないことをどんどん減らしていく作業なんだと思います。
昨日出来なかったことが、今日出来るようになる。
それを繰り返して、一ヶ月前や半年前に出来なかったことがだんだんと出来るようになっていく。
ここにモチベーションを見出せると、自分の中で勉強が波に乗ってきます。
だから復習はとっても重要。
実はテストの点数自体はさほど重要ではなく、大切なのは終わった後の方なんです。
テスト終了後にどう行動するかで、その人の今後が変わってきます。
「テスト後の見直し」のコツ
なるべくテスト終了後すぐに見直しをする
見直しは、テストが終わった後、なるべく早い段階で一度すべきです。
問題自体への記憶も残っていますし、何よりその方が気持ちが入ります。
「ああ、あそこ全然出来なかったなあ」
という後悔の念がなるべく強い内に、正しい解き方を覚えるんです。
吸収率がまるで違ってきます。
制限時間を設けずに解いてみる
試験がうまく行かない最大の理由が、時間制限です。
普段なら解けたような問題も、焦ってしまって分からなくなってしまう。
テスト問題はとても貴重です。
せっかくですから、一度時間に余裕がある状態で解きなおしておきましょう。
時間があれば解けたのか、時間があっても解けないのか。
自分の実力に対し正しい認識を持っておく必要があります。
参考書や教科書をフル活用して見直す
誰かと一緒に受けるテストであれば、学校や塾等でみんな一緒に答えあわせをすると思います。
せっかく先生が時間使ってやってくれるんですから、もちろんちゃんと聞くべき。
けれども実は、それだけでは不十分なんです。
先生がやってくれる答え合わせは、クラス全員に向けたもの。
それが自分にとって最適なものとは限らないからです。
教科書や参考書をフル活用して、自分で理解しなおす時間を必ず設けましょう。
そしてどうしても分からなければ、改めて先生に聞く。
こうやって自分が主体的に取り組むことで、吸収率も高くなります。
ラッキーで解けた問題に注意を
×がついている問題を見直すだけでは、見直しは不十分です。
試験中は、何とか1点でも取ろうと必死に答えを書き込んでいます。
だから、ラッキーで正解している事もありますよね。
テスト直後は喜んでも良いとは思いますが、見直しとなると話は別。
ここに目をつぶらず、きちっと見直しをしましょう。
自分の間違えるパターンを分析・把握しておく
「問題を解く→見直す」の流れが習慣になると、自分がどういうときに間違えるのかが感覚的にわかってくると思います。
そうなったら大きな進歩。だいぶ勉強上手になってきた証です。
それだけでも活かせると思いますが、なるべくデータを残し、客観的に分析できるようにしておくとなお良いです。
データと言いましたが、それ程大げさなことでなくても構いません。
不正解の理由がケアレスミスなのか、時間があれば解けたのか、時間が合っても無理だったのか。
こういったカテゴリーをどこかにつくっておいて、「正」の字なんかでカウントしていくだけでも良いと思います。
ノートでもルーズリーフでも構いません。
パソコンやタブレット、スマホを利用しても良いですね。
今後の勉強方針の調整を行う
自分に足りない部分が分かってきたら、それにあわせて勉強割合を変えていくと良いです。
苦手な科目の勉強時間を増やすとか、苦手部分の勉強を新たにやるようにするとか。
また、すでに時間をかけてやっているはずなのになかなか得点できるようにならない分野があるとすれば、やり方を見直す必要があるということです。
よく大人が、PDCAサイクルとかって言うやつですね。
Plan,Do,Check,Action。
計画を立てて、実践して、結果を確認して、次の行動に移す。
これの繰り返しのサイクルの事を言います。
成績が上がらない要因は、
・勉強の繰り返しがまだ足りない
・やり方があっていない
このどちらかです。
日ごろから、自分の状態はどっちなのかを考えながら勉強をしていくと、ある時大きく力が伸びたりします。
テストはファイル等で保管しておく
テストって終わったら捨ててしまう人も多いと思うんですが、是非ともとっておくと良いです。
しばらくしてから解きなおしをすると、当時解けていたのに意外と忘れているところがあったりします。
テスト問題を集めると、とても質の良い問題集が出来上がります。
同じ問題集を何度も何度も解きなおすのが、勉強上級者への道。
せっかくですから、ムダにしない様にしましょう。
最後に
周りの人たちから一歩抜け出すには、みんながやらないことをやり、みんながやる事は丁寧にやることが大切です。
テストというものは、点数が良かった人よりも、全然点が取れなかった人の方が得るものが多いもの。
自分の目標がどこにあるのかを忘れなければ、普段のテストに一喜一憂する事も減っていきます。
最終目標に照準を絞り、それまでのテストは全て最終目標のための糧にしてしまえたら、凄くいいなあと思います。