「いつもいつも、大切なところで凡ミスをやらかしてしまう」
「不注意だとよく指摘されてしまう」
こんな風に、ちょっとしたミスを毎回繰り返してしまって悩んでいる人は多くいます。
「おっちょこちょい」と言えば聞こえは良いのですが、いつもケアレスミスをしてしまう本人からすれば、結構深刻な問題なんですよね。
何とかしてミスをなくしたい。
そう考えるあなたも、次から書いていく6つの原因を知ることで十分な対策が可能になります。
自分は特にどれにあてはまるか、自分の行動に当てはめて読んで対策を練ってみてください!
ケアレスミスが起きる原因
時間的な余裕が無い
ケアレスミスを起こしてしまう原因の一つに、時間がないことから来る「あせり」があります。
「とにかく早くしなくちゃ…!」という気持ちが頭の中にいっぱいになってしまい、通常ではありえない様な見落としをしてしまうんです。
「何をやるにもいつもギリギリでやっている…」と言う人は、もう少し余裕を持った行動ができないかを考えてみましょう。
仕事で言えば、時間ギリギリに完了させるのではなく前倒しの予定を組んで取り組む。
テストで言えば、制限時間いっぱいを使って解こうとするのではなく、10分程度の余裕を残して解ききれるように普段から備えておく。
時間に余裕を持つことが出来れば、たとえ予想しない出来事が起きたとしても、対応できる可能性も生まれます。
確認する習慣が出来ていない
一度やったらやりっぱなしで、見直しをしたり確認をしたりする習慣が無い。
これも、ケアレスミスを引き起こしやすい原因の一つになってしまいます。
作業予定の中に、必ず見直しをする時間を組み込んでおく。
見直しをする時は、間違い探しをするつもりで真剣に見ていく。
見直しを習慣にすることで、自分がミスしやすいパターンを把握することもできます。
慣れ過ぎてしまっている
作業への慣れは、注意力が散漫になる原因となります。
「もう何度もやっていることだから…」
「いつもやっていることだからきっと大丈夫…」
そういった気持ちがもしあなたの中に少しでもあるのであれば要注意。
慣れると人は細かいことを気にしなくなります。
初心者の頃であれば決して見落とさない様な凡ミスが出てしまうことも十分にあるんです。
初心を忘れず、初めての頃の気持ちに立ち返る時間を作ることが大切です。
集中力が切れてしまっている
人間の集中力は、そう長くは続きません。
通常は長くても40分~50分。
高度に訓練された人でも90分が限界です。
つまり、一日中集中し続けるということは不可能ということ。
集中力がなくなり始めたころに、ケアレスミスは発生します。
仕事であれば、一日の業務に濃淡をつけて取り組む。
勉強であれば、定期的に休憩をとるようにする。
大切なテストを受ける時には集中力が持続するよう計画を立てて、体調を整えて臨む。
緊張し過ぎている
緊張のしすぎも、集中力を下げる大きな要因になります。
適度な緊張であればむしろ人間の能力は高まることもあるんですが、緊張し過ぎると視界が狭まり、色々なことを見落としやすくなってしまいます。
緊張をその場で解消することはなかなか難しいですが、日頃から準備をして、緊張を上手くコントロールする習慣付けをしていくととても強いです。
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目の前の事の他に悩み事がある
目の前にある「今集中しなくてはいけないこと」以外に心配事がある。
これも現代人がケアレスミスを起こす大きな原因の一つです。
悩み事はあなたの頭の中の広大なスペースを占領し、あなたの頭の動きを支配してしまいます。
「嫌だなあ…」と思う事があると、なんとなく落ち着かなくて集中できないってことは、良くありますよね。
悩み事はそう簡単には解決できないことが多いと思います。
けれど少し勇気を出して頑張れば片付きそうな事であれば、そちらを先に終わらせてしまうのも一つの手です。
嫌なことを先に終わらせてしまえば、頭の中がクリアになる。
最初は大変ですけど、クリアな頭で作業に取り組んだ方が効率は段違いに良いはずです。
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一定のケアレスミスは前提に考える
ケアレスミスを完全に無くそうと思ったら、どんな状態でも作業ができる・問題が解けるくらいに圧倒的な力をつけるしかありません。
大学受験生が中学一年生の問題を解いても、焦ったりはしませんよね。
時間的にも精神的にも余裕を持って解答できると思います。
満点が取れるかは分かりませんが、少なくともそれに近い点数は狙えるんじゃ無いかと思います。
それは、大学受験生が中学一年生に比べて圧倒的な学力を身につけているから。
けれども現実においては、そんな圧倒的な力を身につけるのは非常に大変ですよね。
合格点を取るための努力と比べて、何倍もの努力をしなくてはいけません。
多くの人にとっては、現実的ではない。
だからある程度のケアレスミスは、初めから想定しておく必要があるんです。
ミスをするものだと最初から想定して準備しておく。
そうすれば心に余裕が生まれますし、ミスした時にも落ち着いて対処できることが増えます。
「合格点をはるかに超えるのではなく、少しミスしても良い様に合格点のちょっと上を目指す」
何事においても、現実的にこれが最も確実な作戦だと思います。