こんにちは、こんばんは。
私は浪人を一年間経験していますが、周りの友達はみんな現役でどこかの大学に受かっていきました。
中でも、部活を高三の夏の終わりまでやっていた友人も結構いたんですが、彼らの行った大学はみんなレベルが高かったんです。
彼らと自分とを比べてしまい、浪人を始めたばかりの頃はみじめで仕方が無かったのを覚えています。
私は運動系の部活に入っていたんですが、途中で辞めてしまってからはずっと帰宅部でした。
だから、
「自分のほうが勉強にかける時間はあったはずなのに。。。情けない。。」
って、ずっとずっと自分を責めていました。
実際、彼らは本当に凄いと今でも思っています。
周りにいません?そういうスーパーマンみたいな人。
今回は「部活と勉強の両立」について、考えてみたいと思います。
なぜ両立できるのか
体力がある
体力って案外大きな要素なんじゃないかと思います。
勉強って肉体的にはそれ程消耗しないんですが精神的な部分ではかなり体力が必要です。
運動系の部活に入っている人は肉体的にはもちろん、精神力も磨かれている人が多いため、より粘り強く勉強に立ち向かっていけるのではないでしょうか。
根性論は良くありませんが、やっぱり諦めないで愚直にやれる人は勉強でも強いです。
成功体験がすでにある
部活に打ち込んでる人って、大小問わず何らかの形で成功した経験がある人が多いのではないでしょうか。
何かの大会で好成績を収めたとか、必死にやって難しい技術を習得したとか。
なんでも良いんですが、そういう成功体験があったからこそ、部活を続けるのが楽しくて仕方ない。
「頑張れば成果が出る」
ということが経験から分かっている。
だから、「出来るようになるまで頑張る」ことができるんだと思います。
努力のやり方がわかっている
努力の方法そのものも、多くの人が部活動から学んでいます。
目標のために、毎日練習をしたり、筋トレをしたり、ランニングをしたり。
それが自分の中で当たり前になっているので、勉強でも同じように努力が出来るんではないでしょうか。
勉強は、成果がでなくても繰り返し続けることが大切。
それは多くの芸術、スポーツ、その他と共通しているんですよね。
気分転換になっている
勉強ってずっと続けるのがホントに難しい。結構孤独です。
多くの人が、精神的に参っていきます。
集中力もせいぜい一時間~一時間半程度しか続きませんから、勉強以外のことをどうやって生活の中に取り入れるかも大切なんです。
そういう意味で、自分の好きなことに気持ちを燃焼する時間が持てるって、大きな武器になるんですよね。
他の人と関わるような部活であれば、コミュニケーションをとれてモチベーションも保ちやすい。
脳の疲れを効率よく取れている
体の疲れは眠ったり休んだりすれば取れますが、勉強をして消耗した脳の疲れは、勉強をただ休むだけでは取れません。
そのことになかなか気づけないから、疲労感を感じて休んでもなかなか良くならず、逆に
「こんなにサボってなんてダメな奴なんだ」
なんて自分を責めて、睡眠不足になり…ご飯が食べられなくなり…更に体調を崩し…といった悪循環に陥っていってしまうんです。
脳の疲労解消には適度な運動やストレス解消、質の良い睡眠が必要です。
部活動は、まさに脳の疲労を取るにはうってつけなんではないでしょうか。
部活をやって勉強をして。
疲れと充実感を同時に感じると、気持ちよく寝る事もできます。
(脳疲労の解消には↓の記事がおススメです。是非!)
【オススメ健康法】受験生には朝ウォーキングを! - 浪人先生とちょっと一息
【朝起きれない?受験生は睡眠が命】寝ても寝ても眠いなら、睡眠の質を上げよう! - 浪人先生とちょっと一息
両立の方法をマネして学ぼう
今現役生の皆さんは、部活と勉強の両立が出来ている人から、なるべく多くのノウハウを盗んでしまいましょう。
受験は自分の成績が上がれば問題ありません。
だから周りの人の成績が上がったって、気にしたり嫉妬したりする必要は無いんです。
ここは素直になって、身の回りのスーパーマンの話を聞いて、出来るだけ自分のものにしちゃいましょう。
浪人生も、現役で大学進学を決めていった同級生の事なんか、気にする必要は無いです。
ただ、さすがにその人たちに話を聞くのはキツいと思います。
ネットや本にある様々な合格体験記には、そういったスーパーマンの話が沢山転がっています。
「自分には関係ない」
と言ってシャットダウンしてしまうのではなく、ここは盗めるだけ盗むことをおススメします。
どんな経緯を辿って大学生になろうと、「勝てば官軍」です。
浪人は結構貴重な経験です。せっかくですから貪欲にいきましょう。
「両立できない」は悪ではない
部活と勉強の両立で悩んでいる人は、そんなに気に病まないで欲しいです。
部活を引退した後にイチから猛勉強して合格を決めた人だって沢山います。
大切なのは覚悟とやり方です。
どうしても諦められないくらい夢中になれる部活なら、無理して辞める方がもったいない。
そんな宝物みたいなものは、私にはありませんでした。
とても貴重ですから、どうか大切にしてください。
逆に「部活を辞めてもいいかも…」と思う人は、辞めることを真剣に考えてみてももちろん良いと思います。
周りがどう反応するかなんて関係ないですよ。
どちらを選択するにしろ、後で後悔が少ないほうを選んで欲しいです。
最後に
現役生で部活をやりながら志望校に受かってしまう人もいれば、浪人してもなかなかうまく行かない人だっている。
このことを、「才能の違いだ」と片付けてしまうのは簡単です。
けれどもそれでは、残念ですが自分は前には進めません。
「自分の取れる方法はもっと他に無いか…」
「今やっていることに何か問題は無いか…」
日々勉強と検証を重ねて、自分が納得できる学生生活を送って欲しいです。
明るく、前向きに。頑張って活きましょう!