こんにちは、こんばんは。
今回は英語の勉強法についてお話します。
文法の勉強って、意識してやっていますか?
「英語は語学なんだから、細かく文法をやる必要は無い。」
結構言われることだと思います。
そう言われてとにかく文章を読んだり、リスニングをしまくったり。
それも正解なのかも知れません。
けれども少なくとも、受験生にとってはこれでは全くダメなんです。
今回は受験生の英文法の勉強について、共有できたらと思います。
私は予備校にはいかず、現役・浪人時代を通して教科書と参考書だけで勉強をしました。
それでもセンター試験本番の英語で196点を取りましたし、過去問15年分を解いても、9割(180点)を下回ることはほぼありませんでした。
ですので「受験英語」という意味では間違いのない方法だと思います。
予備校に行くことができない人はもちろん、予備校に通っている人も是非取り入れてほしいと思います。
センター英語は9割を狙うことができます。
断言しますがこれは才能ではなく、準備の仕方の問題です。
旧帝大や早慶レベルに合格する事を考えれば、ハードルはずっと低いものなんです。
なぜ英文法を細かく勉強しなくてはならないのか
明確な採点基準に応えるため
そもそもなんで英文法を勉強する必要があるのか。
それは、
「テストに正確に答える必要があるから」
この一言に尽きると思います。
大学入試というのは、本当に沢山の学生が一度に同じ試験を受けます。
だから、同じ問題を出すと本当に似たような解答が沢山出てきます。
それらに正解・不正解の線を引かなくてはならないんですから、採点にもはっきりした根拠が必要なんです。
その根拠とは、正に文法。
例えば和訳の問題も、なんとなく雰囲気が正しいだけは正解になりません。
「問題を作っている人は、この問題で関係代名詞の理解について問いたいんだな」
みたいな感じで、問題製作者の欲しい解答の仕方をするのが、テストで上手に点を取れる人なんです。
「私は分かってますよ!」
「私は勉強してますよ!」
って、問題製作者にアピールするんです。
「テストのための勉強なんて正しくない」
「なんだかむなしい」
「もっとクリエイティブな目的のために勉強をするべきだ」
そう感じる方もいるかもしれません。
けれど、学力の物差しがテストの点数である以上は、ある程度までテストで点を取れないと評価すらしてもらえないんです。
これが正しいかどうかに疑問を持つのも大切です。
けれどそれについて考えるのは、自分がテストを突破できるようになってからです。
実際に経験して乗り越えてみないと、物事の本質はつかめないものです。
自分のやりたい勉強をするのは、それから。
英文法のみの大問もある
多くの大学入試において、大問の一つが丸々英文法の問題であることがあります。
そしてこれは、センター試験も同様。
ここを感覚で解いていると、全く点数が安定しません。
しっかりと勉強していると、こういった大問はラッキー問題になります。
すぐに・明確に根拠を持って答えられるので、試験中に自分を落ち着かせることができます。
頑張れば、センター試験では得点源として計算できる問題になります。
また、志望校の過去問を見て文法問題の大問が毎年出ていたらチャンスです。
英文法の勉強の仕方
参考書は2冊用意する
文法の勉強は、参考書だけで十分だと思います。
その際、問題集形式の参考書を1冊と、説明文が豊富な辞書的に使える参考書を1冊用意しましょう。
基本的な参考書はこの2冊で十分です。
問題を解く⇒理屈を確認する
「文法」と聞くと、堅苦しく感じますよね。
だからか多くの人が、教科書や参考書の説明文を覚えようとしすぎてしまっています。
けれども、それは試験向きの勉強法ではありません。
学校の授業等で、ある程度文法について認識をしたら、問題を解きましょう。
用意した問題集形式の参考書を解いてください。その際、参考書への書き込みはなるべくしない様にしてください。
ノート等に答えを書く必要もありません。
頭の中で答えて、すぐに解答を確認する。正解してもしなくても、解説を読み込む。
これが一番効率的な文法の勉強法なんです。
2週間くらいで問題集を一周するのが良いと思います。
問題集形式の参考書は何度も何度も繰り返し解く
そしてそれを、何度も何度も繰り返してみてください。
問題と解答を覚えてしまうくらいまで繰り返すのが理想です。
解説もきちんと読んでいれば、これだけで一定の力がつきます。
そうすると、最初は一周するのに数週間かかった問題集も数日で終わらせられるようになると思います。
問題形式の参考書でおススメするのは、全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)です。↓↓↓
全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)
私は浪人時代、これが文法勉強のベースでした。
浪人の秋口くらいまでは毎日毎日繰り返していました。
これ一冊を嫌というほど繰り返して頭に刷り込んでしまえば、センターレベルではほぼ困らなくなると思います。
解説を読んでも理解できない部分については、辞書的な参考書を利用しましょう。
辞書的な参考書って、なかなかとっつきにくい印象だと思います。
いきなりこちらから勉強を始めると、挫折しやすい。
けれど問題集を解きまくった後だと、辞書的な参考書もかなり読み易くなっているんじゃないかと思います。
文法の勉強に慣れてくると、辞書的な参考書を読むのが面白くなってきたりします。
そうなればしめたものです。もう、周りの受験生から頭一つ抜け出した状態です。
もし参考書だけで勉強するのが大変そうだと思ったら、辞書的な参考書の代わりに動画授業を受ける手段もあると思います。
これも予備校に行くよりは気軽で格段に安く勉強できるので、↓の記事も参考にしてみてください。
www.roninsensei.com
2ヶ月は続けるつもりで
繰り返しの効果はすぐには出てきません。。
早ければ1ヶ月で効果が出る人もいるかもしれませんが、2ヶ月は続けるつもりで根気よく取り組んでください。
この勉強法は自転車に乗るのと一緒です。
一度うまくいきだすと、当たり前のようにすぐに問題に答えられるようになります。
慣れてきたら、ウェイトを下げて継続
効果を実感したら、次のステップです。
文法勉強のウェイトは下げて、残りの時間を長文読解に充てたりすると良いと思います。
問題集を解くのにかかる時間はもの凄く短くなっていると思いますから、勉強時間を短くしても大丈夫だと思います。
ただし大切なのは、受験勉強が終わるまで必ず継続するようにすること。
すぐに忘れることは無いのですが、続けていなかったがために入学試験の日に忘れてしまっていたら努力が水の泡になってしまいます。
センター9割を取れると別の世界が見える
センター試験は、しっかりと対策をすれば9割が狙える試験です。
このお得な試験も、2019年度実施が最後。
あと1回のチャンスです。
センター試験のメリットを最大限活かせるよう準備をして、臆せず9割を目指しましょう。
センター英語で9割越えが計算できると、同じ位のレベルの受験生の中でも一段違った世界が見えてきます。
GMARCHレベルの難関私大のセンター利用合格
近年広がりを見せてきている私立大学のセンター利用方式。
合格点の割合は、GMARCHレベルなら大体80%台です。
つまり200点配点の英語で9割取れれば、合格最低点を超えるだけでなく大きなアドバンテージがも生まれることになるんです。
事前に出願さえできていれば、センター試験を一回受けるだけでGMARCHの複数の大学に合格することができる。
しかも受験費用は1万円~2万円くらいと、通常の私大受験費用より割安です。
特に後のない浪人生からすると、チャンスがたくさん生まれるのは大きなメリットですよね。
ちなみに、センターで9割が安定するくらいになれば、GMARCHの一般試験レベルでもかなりイケるようになります。
難関国立大学の足切りにも余裕が
いうまでもなく、難関国立大学へのチャンスも生まれてきます。
他の科目もある程度やらなくてはいけませんが、何かの科目で9割取れるという事は、勉強方法もある程度身についている証拠だと思います。
難関国立大学に挑戦できるポテンシャルが十分についたと思ってよいのではないでしょうか。
足切りの不安もかなり減りますよね。
最後に
2019年度で一旦終了を迎えるセンター試験。
2020年度の試験が具体的にどうなるかはやはり不安だと思います。
であれば、残り一回のチャンスをしっかりとモノにし、悔いのない受験生活を送ってもらえたらと思います。
勉強は最初はやっぱり退屈でツラいものですが、効果が出てきてからは苦痛も減ってくるものです。
そこまで続けられるかどうかが、結果を残せるかどうかの分かれ目。
そしてセンター9割は現実的に可能です。
クドい様ですが、センターは2019年度がいったん最後。
このチャンスは逃したらもったいないです。
諦めず、やってやりましょう。
なお、新しく導入される「大学入試共通テスト」の対策については、下記記事↓にまとめていますのでそちらをご覧ください。