上手に勉強をする人が大切にしているのが、スキマ時間。
通学中とか、小休憩中とか、お風呂中とか、食事中とか‥‥
これらの時間を有効に使うと、とても多くの勉強時間を創出することができます。
その中でも今注目したいのが、「トイレ」。
トイレって、実は凄く勉強に向いている場所なんです。
トイレが勉強に向いている理由
集中しやすい
・基本的に一人
・狭い空間
・視界に入るものが少ない
・静か
こんなに集中に向いている場所は他に無いんじゃないかと言うくらい、条件がそろっています。
トイレでただボーっとするのは絶対損です。
一日に何度も利用する
トイレに行かない人はいませんよね。
だから誰にでも活用するチャンスがある。
何度も何度も行く、基本的に一人になれるような場所って、トイレくらいなものなんですよ。
トイレ学習のポイント
復習にアテる
トイレは調べ物には向かないですし、それほど長時間いるわけにも行きません。
だから、新しく何か問題を解いたりするのには、あまり向いていないかもしれません。
これまでやったことの復習をするような時間に当てると効果的です。
短く繰り返せるものを
「繰り返し」が勉強にとってとても大切なことは、他の記事でも繰り返し言ってしまっていると思います。
また先ほどお話したように、トイレは基本短時間。
長くいられても十数分~くらいなもんですよね。
ですから、短い時間で繰り返せるようなものがトイレ学習には相性が良いんです。
遊び感覚で
トイレの時間が嫌になったら良くないです。
完全にもよおしてるのに、
「あ~、トイレ行きたくねえな~」
なんてなったら不幸ですよね。
ですから、トイレ学習ではストレスにならないものを取り入れるのが大切。
勉強している感覚を無くし、遊び感覚で取り組めるものがベストです。
トイレ学習の例
これまで触れたポイントを踏まえて、具体的なトイレ学習の例をご紹介いたします。
トイレ用の単語帳を置いておく
トイレは比較的狭い場所ですから、何かを持ち込むとしても場所をとらないものにすべきです。
浪人時代の私にとっては、トイレは古文単語の時間でした。
むしろ、古文単語はトイレでしか勉強していません。
トイレ用の古文単語集をトイレに置いておいて、トイレに行くたびに眺めていました。
ホントに、暗記をするというよりただ眺めるだけです。
それでもセンター試験や中堅私大レベルの古文の過去問は大体ほぼ満点を取れるようになりましたし、
実際にセンター試験の古文は満点でした。
単純な「眺める」という作業でも、「繰り返す」ことで非常に大きな武器になった良い例だと、自分でも思っています。
最後の方になるともう、どのページに何の単語があるのか分かるくらいになっており、
苦手意識が完全になくなっていました。
今となっては、英単語とかももっとトイレで勉強すれば良かったと思うほどです。
これはおススメします。
古文の単語帳については下記の記事↓をご覧ください。
目の前に何かの表を貼る
これは昔からメジャーなトイレ学習法ですね。
元素記号表とか、日本地図とか、貼れる物は沢山あります。
トイレ学習の「繰り返し」効果を発揮できるとても良い方法だと思います。
ただし、トイレ内にあまり多くのものを貼りすぎると、トイレの利点である「視界に入るものが少ない」状態ではなくなってしまいます。
視界がごちゃごちゃしてしまうと、集中効果が半減。
ですから、一つか二つくらいのものを貼るくらいに留めたほうが良いと思います。
勉強系の漫画を読む
遊び感覚を最大限引き出すには、勉強になる漫画を読むのもおススメです。
歴史系の漫画って結構ありますよね。
例えば、有名な古文の勉強になる漫画に「あさきゆめみし」とかがあります。
けれどああいうのって正直、日中の自由な時間に読む気にはならなかったりしませんか?
そういう時は、どうせなら他の普通の漫画を読みたい。
だからこそ、勉強系の漫画を読むのならトイレ時間くらいがちょうど良かったりします。
勉強動画を見る
最近はスマホの普及で様々な勉強系アプリがありますよね。
あれは本当に便利だと思います。
私の学生時代にあったら、きっとトイレ学習に利用していたでしょうね。
ホント、羨ましいです。
試しにいくつか勉強系のアプリをやってみたんですが、やっぱり結構いい感じでした。
トイレで勉強するにはとてもあっていると思います。
アプリの一つを使ってみた感想をまとめていますので、ご覧ください。↓
塾・予備校に行くよりは圧倒的に安いので、経済的な事情で塾等に通えてない方は、是非とも利用をススめます。
塾・予備校に行くのを迷ってたり、もう少しコマを増やすべきか悩んでるなら、とりあえず登録しておくのが良いんじゃないかと。
気軽に勉強時間を増やすことが出来ますので。
暗記物の暗唱をする
目をつむって何かを暗唱するのも効果的。
例えば、徳川15代将軍を暗記して、トイレ中に何度も暗唱するとか。
大体自分がつまづくところがあるので、トイレ中につまづいた部分を部屋に帰って確認すると、定着率が上がって効率的だと思います。
ネットニュースを読む
受験生ってテレビを見たりする時間が減りますから、時事的な話題にウトくなってしまったりします。
そんな時におススメなのがネットニュース。
手軽に沢山の情報に触れることができますから、受験生は活用すべきです。
登録無料のネットニュースアプリも今は沢山ありますから、利用しないと逆に損な気がします。
本や英語の文章を読む
その他本を読んだりする時間に当てるのも有意義だと思います。
英文を読んでも良いのですが、問題を解いたりするのにはトイレは向きません。
すでに読んだことのある文章を復習のために読むのが効果的だと思います。
勉強法の見直しをしても良い
勉強法とは少し離れてしまうかもしれませんが、
これまでの勉強の進捗を見直したり、これからの作戦を立てたりする時間にしても良いなあと思います。
普段と違う環境で考えたりすると、意外と良い考えが浮かぶ事も。
最後に
いずれにせよ、ポイントは「トイレを前向きな時間にする」ということです。
ストレスを感じるようなら、それは上手なトイレ学習ができていない証拠。
嫌な時間にしてしまうくらいなら、いっそ開き直って、気分転換に何も考えない時間にしてしまった方が良いです。
トイレを上手に利用して、勉強を始める取り掛かりにすると良いですね!