こんにちは、こんばんは。
今回は、スヌーピーが出てくるコミックス「ピーナッツ」より、名言をご紹介したいと思います。
「英語勉強視点でのポイント」を飛ばして読んでも、楽しめると思います。
引用文
チャーリーブラウン
Isn't there more to life than getting the answers right?
(正しい答えが、人生の全てではないでしょ?)
英語勉強視点でのポイント
否定疑問文 "Isn't there ~?"
否定疑問文とは
まず、この一文の大枠は、否定疑問文です。否定文と疑問文のあわせ技ですね。
普通の疑問文が「~ですよね?」
と聞くのに対し、
否定疑問文は「~じゃないですよね?」
と質問しているんです。
これらの使い分けは、日本語の感覚とも一緒だと思います。
否定疑問文は答え方に注意!!
否定疑問文自体の使い分けは感覚でよいのですが、答え方には注意が必要です。
例えば、日本語で「野球は好きじゃないの?」と聞かれて、好きというニュアンスを伝えたいときには「いいえ、好きです」って答えますよね。
英語の場合はこうではありません。
英語の場合は、
どんな聞かれ方をされても
肯定的な反応をするときには"Yes"
否定的な反応をするときには"No"
なんです。
"Don't you like baseball?"
(野球は好きじゃないのですか?)
と否定疑問文で聞かれても、
"Do you like baseball?"
(野球がすきなのですか?)
と普通の疑問文で聞かれても、
答え方は変わりません。
野球が好きだと答えたければ
"Yes, I do."
野球好きじゃないと伝えたければ、
"No, I don't."
こう答えるんですね。
比較級 "more than ~"
比較級とは
比較級は2つ以上の物事を比べて、どちらが多いとか、どちらが長いとか、そういったことを言いたいときに使う表現です。
"more"
"more"を学校で習うときは、"more big"のように後ろの単語を修飾する言葉として出てきますが、ここでは、代名詞として使われています。
「より多くのこと」というニュアンスですかね。
"Isn't there more to life"までで、「人生にはより多くのことがあるんじゃないんですか」と言う感じ。
"than"
"than"の後ろには、比較対象が来ます。「~よりも」と訳すんですよね。
"getting the answers right”で、「正しく答えを得ること」です。
"getting"は動名詞の名詞的用法。"right"は"getting"を修飾しています。
"than getting the answers right” で、「正しく答えを得ることよりも」という感じ。
全文の直訳
「正しく答えを得ることよりも、人生にはもっと沢山のことがあるんじゃないんですか?」
と言う感じです。
「間違っても良い」と思える人生を送ろう
今回のエピソードは、チャーリーブラウンが妹の宿題を代わりにやってあげたことから始まります。
代わりにやったのは良いんですが、答えが全部間違っていたんです。
そして、先生に呼び出されていったのがこの一言。
「自分は頑張ったんだから、それで良いんだ」と言いたかったんでしょうか。
結局、チャーリーブラウンは先生に怒られてしまいます。。
「正しい」と思える道を選ぶことは、もちろん間違いではありません。
けれども「正しい」道が、必ずしもあなたを幸せにしてくれるとは限らないんじゃないか、とも思います。
例え間違いだったと後で思ったとしても、
「間違ったけどこれでいいんだ」
と思えるような生活を送る方が幸せなんじゃないか。
貧しくても裕福でも、後悔さえなければ幸せだと思える。
そんな風に考えさせられる名言ですね。
他にもスヌーピーの名言については紹介しています。
是非ともご覧ください!
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