私は、自分が浪人生だった時にアルバイトをしていました。
アルバイトをしたいと母校の先生や予備校の人に言ったら、止められるかもしれません。
「受験勉強に集中しなさい」
なんて言われてしまったり。
けれど、
「どうしても一定のお金を稼がなくてはならない、働かなくてはならない」
そんな方もいるものですよね。
大学なんて本来は高校卒業後に、もしくは高卒認定試験合格後に、人生のどのタイミングで受験しても良いものです。
だから自分が行きたいと思ったときに勉強をすればそれで良いですし、そのためにお金が必要であればアルバイトをする。
そういう風に自由に考えてもよいのではないかと思います。
そこでこの記事では、浪人生がアルバイトをするメリットや注意点を整理したうえで、「もしするなら、浪人生にオススメしたい」というアルバイトをご紹介したいと思います。
紹介するのは、浪人時代に実際にやっていたものもあれば、高校生・大学生時代に経験したもの、最近の社会事情から浪人生向けだと判断したものを独断で紹介します。
浪人生がアルバイトをするメリット
まず、浪人生がアルバイトをするメリットをあげてみたいと思います。
お金が稼げる
やはり、これが一番です。
浪人を継続するにも結構お金がかかりますし、人間一人が一年間生活するだけでも結構なお金がかかるんですよね。
もちろんご家族の了解を得られているのであれば、生活費についてあまり気にしないでほしいのですが。
けれども参考書や自分が欲しいちょっとしたものを買えるお金があるかないかの差って、結構大きかったりします。
気分転換になる
私が後で感じたことなんですが、アルバイトは結果として良い気分転換になってました。
勉強オンリーの生活なら、早い段階で精神的に追い詰められていたんじゃないかと思います。
いくら浪人生と言ったって、一日中勉強するのはとても無理です。
勉強をしている以外の時間に何をするのかを考えるのも立派な計画作りなんです。
生活のリズムができる
これも後で気づきました。
毎日・毎週働くとやっぱりリズムができて、規則正しい生活が送りやすいんです。
自分で予定を組むと、ついつい夜型になったり徐々に乱れてきたりしてしまうもの。
その点、アルバイトが良いペースメーカーになっていたのだと思います。
浪人生がアルバイトをする際の注意点
勉強の継続を一番に考える
私がそうだったのですが、多く浪人生は強い劣等感をどこかに抱えていると思います。
自分に自身を失っている・失いかけている状態。
だから、アルバイトの面接ひとつ行くのも必要以上に勇気がいります。ホントに。
ほんとに情けないんですが、私は浪人生になってはじめてのアルバイト面接の時に手が震えてしまい、面接続行ができなくなってしまった記憶があります。
高校生の時は平気だったのにと、しばらくメチャクチャに落ち込みました。
今人知れず悩んでいる浪人生。あなただけではないですよ。少なくとも私がそうでしたし、一緒の思いの人だっているはず。
そんな精神状態ですから、仕事上の悩みや職場の人間関係やらで悩むことは、絶対に避けなくてはなりません。
1週間位やってみて、仕事に行くのが嫌で勉強が手につかない状態になるのであれば、すぐにやめるべきです。
「高校を卒業したのに働いていないなんて…」なんて気に病む人もいるかもしれません。
けれど勉強さえ頑張れるのであれば、十分浪人には価値があります。
自分を過信しない
よほど要領の良さに自信があるなら良いのですが、そうではなく経済的な事情も無いのであれば、積極的にアルバイトをするのは避けましょう。
アルバイトとはいっても仕事をすることには変わりない訳ですから、職場の同僚に迷惑が掛かってもいけませんし。
気分転換にやるのは私は良いと思いますが、それが理由であれば週に数日、それも数時間にとどめるほうが無難です。
よほどの難関大学を目指しているわけでもない限り、浪人生が要領が良いとは思えません。
ちょっときつい言い方で恐縮ですが、私自身そうだったから思うのです。
要領が悪かったから浪人したのだと。
そうじゃない人もいるかと思います。
でもこの一年間はなるべく謙虚に考えていった方が、大きく成長できると思います。
お勧めのアルバイト
それでは、私がオススメするアルバイトを挙げていきたいと思います!
・短期アルバイト
気分転換にやる人、ちょっと参考書が欲しいって人には、やっぱりこれが一番良いかもしれませんね。
人間関係も気にしなくて良いですし。
自分の必要性に応じて柔軟に計画を立てられるのが最大の魅力です。
▼日雇いバイト紹介サイト共有します▼
(▲公式サイトへリンクしてます)
なんと、面接なしでできるバイト掲載あり。
登録も簡単。
(▲公式サイトへリンクしてます)
こちらも面接なしバイト掲載あり。
短時間のアルバイトも可能な様です。
登録ももちろん簡単。
併せて登録しておくと選択肢が広がるかもしれません。
お金が必要になった時に必要な分だけ働けるので、時間が大切な浪人生にはとても合っています。
ただ、長期的にまとまったお金が必要という人には、オススメしにくいかもしれません。
・家事代行サービス
掃除や料理に苦手意識が無い方へおすすめで、近年需要が大きく伸びているサービスが家事代行です。
簡単に言うと、「他のお家の家事を、代わりにやってあげるお仕事」ですね。
近年では女性の社会進出に伴い、家事をする時間がなかなか十分に取れない家庭が増えてきています。
そして夫婦ともに働いているのに、日本男性の家事参加率は先進国の中でも最低とのデータもあるんです。。。
働く女性たちは、仕事で忙しい上に家事を男性から押し付けられてしまっている状態が続いているのが現状。
そんな中で需要が高まっているのが、家事代行という訳です。
上記のような事情もあり、家事代行の利用は一般家庭にもどんどんポピュラーになってきています。
アルバイトへの応募方法もシンプル。
例えば、家事代行業の大手であるCaSy(カジー)では、以下のような流れ。
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(1)応募
下のウェブサイトの、「スタッフ求人に応募する」ボタンから応募フォームに飛んで登録。
ちょっとした空き時間を有効活用。時給1450円からの家事代行のお仕事。
(▲公式サイトへのリンクです)
氏名やメールアドレス、郵便番号なだけですので、数分もかからないと思います。
(2)面接、登録
お応募フォームに登録したことに加えて、もう少し詳しく勤務希望や希望時間を面接で確認。
簡単に仕事の流れも説明してもらえます。
(3)研修
サポートスタッフが丁寧に業務の流れを教えてくれます。
業務内容は、基本的に「お掃除」と「料理」のみとのこと。
(4)お仕事スタート
登録した希望の働き方に合う業務をスタートできます。
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お客様の評価も会社側でしっかりやってもらえるそうです。
つまり、ムチャクチャなクレーマーや極端にやりにくいようなお客様には、会社側から利用をお断りしているということ。
働く側からすれば、変な家に行かなくて良いのは安心感があります。
その辺の働く側のケアもしっかりしてくれているのは、大手ならではです。
定期的に働くことももちろんできますし、週1回やスポットで不定期に行ける時に柔軟に働くこともでき、時給も高め(通常で1450円~)なのも浪人生向き。
1~2時間やれば、参考書が1,2冊買えますよね。
家事が好きな方や普段から家の家事をやっているという方には凄くおすすめ。
普段からやっていることを他の家の人にもサービスしてあげることで、お金がもらえる訳ですから。
これからもどんどん需要が高まっていく分野ですので、アルバイトの経験が将来無駄にはならないのもメリットですね。
登録しておくと、お金が必要になった時に働けて便利かもしれません。
・工場の生産ライン
これは私も実際、浪人時代の後半まで一番長くやっていました。
慣れてくると単純作業ですから、意外と仕事上の悩みは起きにくいのが魅力です。
また、私は大学時代も合わせて三種類の工場を経験しているんですが、一緒に働いている人も飲食店などに比べてマイルドな人が多く、人間関係の悩みもありませんでした。
作業しながら、頭の中で英単語を唱えたり(職種によっては危険ですから、オススメまではしませんが。。。)、休み時間や昼休みに暗記ものをやっていました。
「短時間に集中してやった方が、暗記ものは記憶しやすい」
このことに、この時気付いたんです。
実際、驚くくらい効率が良いので是非試してみてほしいです。
机に座らなくても勉強できるようになると、自分の可能性がグッと広がります。
時給もそれなりに高い事があり、ある程度まとまったお金を稼ぎながら勉強しなくてはならない人には、オススメします。
私は普通のアルバイト情報誌からたまたま見つけたアルバイトに応募したんですが、工場のお仕事専門の情報サイトもあるみたいで、とても便利だと思います。
応募するだけならもちろんタダ。まずは始めてみましょう。↓
(▲公式サイトへリンクしています)
検品とか組み立てとか、希望の職種も沢山選べますし、住んでる場所別に検索ももちろんできます。
「浪人でもお金を稼ぐしかないんだけど、、、、」
という方は、上記から応募してみるのも良いと思います。
探してみると、「週3日からOK」とか「土日のみOK」というところも中にはあります。
・古本屋の店員
古本屋って正直あまり満員で賑わってるところってありませんよね?(関係者の方、申し訳ありません。。)
店番のアルバイトは、基本的に暇な事が多く、本を読んでいても違和感がないので、勉強をしなくてはならない人にはおススメです。
がっつりと問題を解くのはさすがにダメかもしれませんが。。
長時間勤務できるところがあまり無いのと、時給があまり高く無いのが難点でしょうか。
気分転換にやる人には向いてるかと思います。
・深夜のコンビニ
これはやってみると結構暇です。
地域にもよるのでしょうが。。。
多少裏に行って勉強していても大丈夫なのでは無いかと思ってしまいます。
ただ、生活リズムが乱れるのが難点。
週に1.2回程度にした方が無難かと思います。
・警備員
私がやっていたのはビル警備の警備員です。
実際座っていることがかなり多く、同僚によっては勉強していても全然OKな感じでした。
ただし、同じ警備員でも交通誘導の警備員は別物。
あれは常に気を使っている必要がありますから、勉強との両立は厳しいかと個人的には思います。
最後に
色んなことが自由になってきている現代ですから、受験のスタイルだって自由で良いはずです。
けれども、浪人は結果を出してナンボ。その過程で努力してるところは評価されない立場ですから、勉強を継続するためにどうすれば良いのかを、追求してくださいね。
明るく、前向きに。頑張っていきましょう。