浪人先生とちょっと一息

金融機関会社員が、社会人の学び直しや勉強について書いてます。

東京大学の入試方針を見てみよう

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こんにちは、こんばんは。

 

東京大学。

 

日本人なら受験を経験していようがいまいが、その名を知らない人はいない。日本の大学のトップ。

 

日本の大学の中心ですから、やっぱり日本中の大学が東京大学の動向を気にしています。

 

新しい制度を取り入れるか否か検討するような時も、

 

「東大はどうする?」

「東大のやり方を見てみよう」

 

って感じで参考にされるんです。

 

だから日本の学問のこれからを考える時には、まず東大の方針を確認するのが良い。

 

そしてそれは、入学試験方針にも同じことが言えます。

日本の大学のリーダーである東大は、新入生に一体何を求めてるのか。

 

今回はちょっと気分転換にのぞいてみたいと思います。

 

 

東大の入学試験方針

東京大学のホームページ↓から、アドミッションポリシーを添付させていただきます。

 

[http://東京大学アドミッション・ポリシー | 東京大学:embed:cite]

 

ページ下部に、入試方針が記載されています。

東大の入試方針として掲げられているのは、大枠で3つ。

それぞれ順番に抜粋して見ていきます。

 

第一の段落で大切なこと

第一に,試験問題の内容は,高等学校教育段階において達成を目指すものと軌を一にしています。

 

要するに、「高校で習う事からしか出題しません」という事です。

 

東大というとものすごい難しい事を書いてきそうです。けれど、高校の授業の延長の事しか問わないんですね。

  

第二の段落で大切な事

第二に,入学後の教養教育に十分に対応できる資質として,文系・理系にとらわれず幅広く学習し,国際的な広い視野と外国語によるコミュニケーション能力を備えていることを重視します。そのため,文科各類の受験者にも理系の基礎知識や能力を求め,理科各類の受験者にも文系の基礎知識や能力を求めるほか,いずれの科類の受験者についても,外国語の基礎的な能力を要求します。

 

なんだか長いこと書いてありますが、ここで言いたい事は2つ。

 

文系理系問わず幅広い科目の理解を問う

幅広い分野へ興味を持ち、一定レベルまではまんべんなく理解する事を求めているんですね。

 

センター試験では文系理系科目どちらも必須というのは、この方針からなんですね。

 

そして、他の多くの国立大学も同様。

東大に習ってると言ったら怒られてしまうかもしれませんが、少なくとも、ほとんどの国公立大が東大と意見を一緒にしているという事だと思います。

 

外国語の能力は必須

大学受験の世界では、外国語は英語の事を言っていると言っても過言ではありません。

  

「英語ができない学生は要りません!」

 

という事をわざわざ入試方針に書いてるんですね。

 

そして日本の他の大学でも、東京大学と同じように英語には重要性を高くしています。

多くの場合で、英語の占めるウエートが高いんです。

 

第三の段落で大切な事

第三に,知識を詰めこむことよりも,持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視します。

 

羅列された知識の詰め込みではダメであり、

 

「持っている知識を使ってどう問題に対処していくか」

 

を大切にしているんですね。

 

まとめ

まとめさせていだくと、

 

「重箱の隅をつつくような偏った・細かすぎる知識ではなく、基本に忠実で幅広い知見が必要。

外国語(英語)の理解は必須であり、柔軟な思考で物事に対処できる学生を求めている。」

 

こんな感じかと思います。

 

難関私立大学なんかだと、本当に細かい知識が問われることもあります。

 

私立は本当に沢山の学生が受験しますから、差をつけるためにある程度難問を混ぜる事が必要なのかもしれませんね。

 

けれども、その私立大学だって、東大の動向は逐次気にしているんです。

 

ひよっとしたら、東大を目指して勉強することが大学受験攻略への近道なのかもしれませんね。

 

「自分には東大なんて無理だ」

 

なんて言って最初から諦めてしまうのは、もったいないかもしれませんよ!

 

今回はこんな感じです。

明るく、前向きに。

頑張っていきましょう!