浪人先生とちょっと一息

元浪人生の会社員が、受験やその他諸々について書いています。ちょっと一息ついて行きましょう。受験生はもちろん、そのご家族の皆さんにこそご覧いただき、少しでも役立つ部分を持って帰っていただきたい。そう思って書いています。

宅浪を成功させるポイント

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こんにちは、こんばんは。

 

自宅浪人って言葉、知っていますか?

略して宅浪

 

「予備校や塾等に行かず、独学で勉強して浪人をする人たち」のことを言います。

辞書で調べた訳ではありませんが、大体こんな感じです。

 

私はこの、宅浪でした。

読んでいる方で、「自分自身が宅浪だ!」または「知り合いに宅浪がいる!」という方はどれくらいいるんでしょうか。

多分、ほとんどいないんじゃないかと思います。

 

私の場合、高校・大学の同級生やゼミ仲間、入社してから親しくさせてもらった同僚や上司の中にも、実際に宅浪をしたという人はいませんでした。

(私の交友関係が狭いのもありますが、、、)

 

たまに学生時代の話になって、宅浪した話をすると珍しいものでも見たような顔で話を聞かれます。

ほとんど珍獣、天然記念物です。

(宅浪中の方はごめんなさい。受験が終われば宅浪も現役も全く関係無くなりますから、気を悪くしないでくださいね。)

 

ほとんどの人にとっては他人事である宅浪生活。

けれど経験した身からすると、

「自分の実力以上の大学に行くために、ほとんど誰にでも取ることができる手段」

なのではないかと思います。

 

そこで、実際に経験をした私目線から、宅浪を成功させるためのポイントを共有させていただきたいと思います。

後でも触れますが、やっぱり精神的に辛いことも多いです。

メリットもデメリットも大きい、諸刃の剣だとも思います。

だから、自分が向いているか向いていないか、以下を読んで考えてみてほしいと思っています。

 

 

1.宅浪は続けられれば成功

宅浪を選択すると、卒業した瞬間にこれまでの生活から切り離されます。

世界が一変し、自分ひとりの世界に入ることが増えます。

 

というか、宅浪を選ぶのであれば孤独と向き合う覚悟が必要です。宅浪期間中は家族等のごく一部の人としか関わらない事を前提とすべきです。

これはなかなか辛いですよ。精神力が続かなくなります。

 

その代わり、一年間続けられれば学力はものすごく向上します。宅浪は自分のペースで勉強できるのが最大のメリット。

修行期間だと割り切って一年間やり遂げることができれば、合格に大きく近づくことができると、まず念頭に置きましょう。

 

 

2.友達は少ないほうが良い?

宅浪にとって、友達の充実した生活の話を耳にする事はとても辛いです。

ましてや、遊びの誘いなんて拷問に近い。気分転換になると思うかもしれませんが、そんなこと全然無いです。

自分だけが浪人生だったりすると、一緒に遊んでいても劣等感で気分転換どころではなくなります。

 

「そんなことない!」

 

と思う人もいると思いますが、友達ともそれなりに会いながら宅浪を成功させられる人は、よほど精神力が強い人だと思います。図太さがあると言うか。

 

そういった意味では、友達は少ない方が成功しやすいかもしれません。

 

友達が沢山いる場合でも、誘いを断れる勇気が無いと、宅浪なんてバカバカしくなって続かないと思います。

 

友達にはきちんと説明して、合格してから思いっきり遊びましょう。

 

3.「必要な勉強時間」なんて気にしない

よく、「合格するにはどれくらい勉強すれば良い?」なんて事を聞かれます。

確かに、

 

「現役生で後半年に受験が迫っているけど、なんにも勉強していない」

 

こんな感じの人は、絶対的な必要勉強時間を確認すべきかもしれません。

けれど宅浪を始めとする浪人生は、これを気にする必要はありません。

医学部受験を除けば、1年あって時間が足りないと言う事はありません。これは断言できると思います。

私は東大受験をしていないので無責任な事は言えませんが、東大合格だって不可能ではないと思います。

 

もし足りないと感じるのであれば、勉強スタイルを見直すべき。

それが無理なら、志望校を見直すべきです。

 

4.自分でスケジュールを作れる

宅浪の最大のメリットは、スケジュールの自由度の高さです。

 

学校でも予備校でも、授業のペースに合わせるのって実は凄く無駄が多いんです

 

得意不得意は人によって違います。

得意なところには時間をかけず、苦手なところに重点を置いて勉強したいところ。

けれど授業をペースメイカーにしていると、それができないんです。

 

その点、宅浪は24時間を自分のペースに合わせてカスタマイズできます。

これが、宅浪が諸刃の剣だと考える最大のポイントです。

成功になるべく近づくために、わたしが大切だと考える予定管理のポイントを挙げます。

 

遊びのある予定を

よく、宅浪には完璧な自己管理能力が必要であり、自分を律する強い精神力が必要だと言われます。

 

けれど、私はそうは考えません。

むしろ、完璧主義は宅浪には向かないと、自分でやってみて強く思います。

 

真面目な人ほど、毎日ガチガチのスケジュールを組み、それを達成しようと考えます。

 

けれど、これが一番良くない。

自分で立てた計画は、必ずと言っていいほど失敗します。

やる気のある時に立てたものほど、その傾向は強いです。

 

だからなるべく、余裕のあるスケジュールを立てましょう。

 

例えば、一週間を1つの勉強サイクルにして、その内1日は予定を入れない様にする。

 

そして残りの6日間で、やり切れない部分やもう少しやりたい部分が出てきたら、その1日をその学習に充てる様にするんです。

 

もし順調に計画が進めば、その1日は思い切って休みにしても良いと思います。

 

このスタンスで1日のスケジュールも組み立てていくと、無理のない計画が立てられます。

なによりも、続けることが大切と念頭に置きましょう。

 

 

朝型人間になろう

朝型か夜型かと言われたら、断然朝型がオススメ。目標である入学試験は朝からやりますから、午前中から頭を使うことに慣らしておいた方が良いんです。

 

5.家族との関係は重要

宅浪生は、生活の大半を家族と過ごします。

ですから、家族と険悪な状態だと勉強もままならなくなってきます。

宅浪のメリットを最大限に生かすには、自宅で勉強するサイクルを確立すべき。

 

家族とはコミュニケーションを取って、良い関係を保ちましょう。

家事などの一部を分担するのも、気分転換には良いです。

 

家事に時間を使ったとして、それが原因で受験に失敗する事はありません。

冷静に考えて、勉強に費やせる時間はそれでも沢山あるんですから。

 

6.不安は勉強でしか解消できない

宅浪をしていると、自分の悩みを共有できる人が全然いません。

一人でいると、時には不安でたまらなくなる。

そんな宅浪が不安を解消する一番の方法は、さらに勉強する事。これが非常に辛いところです。

ここを乗り切れそうにないのであれば、宅浪は危険です。

 

7.宅浪とお金について

宅浪は、勉強にお金がかかりません。これも大きなメリット。

さらに、予定を自由に組み立てられますから、アルバイトをしながらだって勉強できます。

 

私はこれも、大きなメリットだと思います。

経済的な理由で進学を諦めようとしている人は、宅浪を選択肢として真剣に検討すべきです。

 

自分が家族を養っていかなくてはならないのであれば難しいでしょう。

けれどそうでなくて、入学金等まとまったお金が用意できないことが進学を諦める理由であるなら、1年間アルバイトしながらの宅浪もありです。

 

私は1年間フルタイムでアルバイトをしながら宅浪をしました。

 

実家に経済的余裕がなかったので、

「高校を卒業したのに1年間全くお金を稼がない」

という訳にはいかなかったんです。

 

もちろん勉強にかけられる時間が減りますから、慎重に考えるべきです。

 

でも、逆に勉強だけだと精神的にキツイですから、多少のアルバイトは、宅浪にはむしろオススメします。

 

仕事しながらの勉強って、ある程度までなら生活にハリが出て良いんですよ。

 

ただし、あんまりがっつり働くのは危険。

勉強があくまでも中心ですから、バランスには注意してください。

 

8.まとめ

何よりも、自由なのが宅浪のメリット。

自分で考え行動し、やりきることができれば、人生経験を積みながら大逆転する必殺技にもなり得ます。

何が大切か自分自身に問いかけながら、必要に応じて検討してみてください。

焦らなくて大丈夫。

私でよければ、一緒に頑張ります。

 

明るく、前向きに。

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