浪人先生とちょっと一息

金融機関会社員が、社会人の学び直しや勉強について書いてます。

合格は、何よりの親孝行

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こんにちは、こんばんは。

 

今回は、いつもよりさらに独り言入ってます。

自分語りっぽいので、先に謝っておきます。ごめんなさい。。

 

 

私は大学を卒業して就職した時に、初めて実家を出ました。

 

学生時代はずっと親元で暮らし、その間、浪人も経験しました。

 

だから、実家暮らしは23年間ですかね。

 

勉強が飛び抜けて優秀だった訳ではなく、スポーツや芸術、音楽でも普通の人。

 

両親からすれば、「自慢の子供」と言える存在ではなかったなぁ、と思います。

 

怖かった親父の存在

母は子供には本当に優しく、ずっと私を支えていてくれたんだなぁと、実家を離れてからかなり経つのにいまだに痛感しています。

 

けれどその分なのか、親父は本当に怖かった。

 

いわゆる「昭和の親父」って感じなんですが、もう、なんというか目がヤバいんです笑

すわってるというか、目力が半端ない。ギラギラしてる。

 

私が大人になってからは父も歳をとって丸くなってきましたし、たまに会った時には一緒にお酒を飲んだりして、笑い合うような事も増えました。

 

でも、いまだにちょっと目を合わせるのが怖い笑

 

これはもう、一生そうなんだろうと思います。

 

私にとっては、恐怖の対象でしかなかった父。でも、恐怖以外の、どうしても忘れられない父の顔が、二つ。頭の中に残っています。

 

高校3年生の時

私は浪人を経験しています。

それは、高校3年生の時受験に全落ちしたからです。

 

「滑り止めに受かったけどもっと上を目指す」

 

とかそんな高尚なものではなく、情けないんですが、受けた学校に一つも受からず、路頭に迷って浪人になったんです。

 

最後の合格発表を受けて、全落ちが確定。

その事を伝えた時の父親の顔。

なんだか、ガッカリしたような怒ったような。

 

そもそも親父は、私の大学進学にはそれほど賛成していませんでしたから、ホント、伝える時は震えました。

 

私から報告を受けた親父の、言葉短く

 

「どうするかちゃんと考えろ」

 

と言った時のあの顔が、どうしても忘れられない。

 

今でも、体調を崩すと結構な頻度で夢に出てきます笑

汗だくで目が覚めます。ホントに。

 

「親父でも、自分にそれなりに期待してくれてたんだなぁ」

 

そう思ったのと、情けないのとで、頭の中がぐちゃぐちゃになった様なそんな感じでした。

 

浪人の時

もう一つ忘れられない顔があります。

もうなんとなく流れでお分かりかと思いますが、翌年、浪人を経て合格したことを告げた時の顔ですね。

 

私ももうそこそこの歳で、就職した会社でそれなりに働き、父や母に色んなものを送ったり、それなりに色んなものをご馳走したりしてます。

 

実家は結構貧乏時代が長くて、両親には苦労をかけた思いがあったので、お金を稼ぐようになったら、多少背伸びしても親孝行してみたかったんですよね。

 

けれども、私が合格した事を父に伝えた時のあの顔。

 

あんな風な顔を私に見せてくれたのは、あの一回だけです。

 

ホントに、心の底から脱力した様な、喜んだ顔をしてくれました。

 

これから先、親父にあの顔をもう一回させられるだろうか。

 

なんだか、大したこと出来てない自分が情けないです。。。

 

もちろんこれからも、今まで以上に頑張りますけどね。

母も父も、まだまだ長生きしてほしいものです。

 

合格は、何よりの親孝行

人生、受験だけではもちろんありません。

大学に行ったから偉い訳でも全くなく、それ以外にも充実した生き方は沢山あります。

 

今の時代、「大学に行ったから人生楽勝」では全然ないです。

大学生は、勘違いしちゃいけませんよ、ホント。

ある意味、遠回りの選択肢だとも思います。

視野を狭くしては絶対にダメです。

 

けれど、色んな縁からあなたが今受験生となり、進学を目指しているのであれば、是非やり遂げて欲しいです。

 

こんな親孝行、これから先にできる機会は結構少なくなってきますよ。

 

これからの人生ウンヌンは関係なく、それだけのためでも、受験には意味があると思っています。あくまでも、私の個人的な意見ですが。。

 

勉強をやってみようかと思ってる人は、是非一緒に頑張ってみましょうよ!

 

ちょっとジジ臭い話になりました。

 

最後まで読んでくれた方、あなたは本当に良い人ですね笑

ありがとうございます。

 

明るく、前向きに。頑張っていきましょう!