皆さんは、
「よし、今日は勉強しよう!」
って決めた時に、一日何科目勉強していますか?
例えば3時間勉強する時間があるとすると、
「最初の1時間は英語をやって、次の1時間で物理をやって…」
なんていう風に、学校の時間割みたく細かく分けてやったりしますよね。
受験生であればこうするのが無難です。
毎日なるべく多くの科目を勉強していかなくては、受験の日に間に合わなくなってしまいますから。
けれども勉強にまだ慣れていないうちは、この方法だと成績が上がるまでにとても時間がかかってしまいます。
どうせやるなら、短期間で大きな成果を挙げたい。
そんなあなたに、一日に1科目だけを勉強する方法をご紹介します。
一日1科目勉強法とは
一日にやるメインの科目を、1科目に絞るやり方です。
例えば上記の様に勉強時間を3時間取れる場合は、ほぼ全ての2時間30分位を1科目にしぼってみる。
英語なら英語のみ。
数学なら数学のみ。
「じゃあ後の30分はどうするの?」
と思われた方もいるかもしれませんが、最後の方にちゃんと書いていますのでご安心ください。
一日1科目勉強法が有効な点
勉強の成果を感じやすい
時間を細かく切って別々の科目をやっていると、なんとなく沢山のことをやっている気にはなれます。
「今日は一日頑張った。でも、終わってみるとなんだか何も身についてない気がする。」
そんな経験、ありませんか?
それは、高い確率でどの科目もやりきれていないからなんです。
全てが中途半端になってしまっている。
その点1科目だけに集中して沢山やると、少なくともその科目に関しては身につく知識の量が全然違います。
勉強時間が終わった後の充実感が高まりやすいんです。
気持ちの流れが切れない
たまに、勉強してて気分が乗ってくるときってありますよね。
細かく時間で区切ると、せっかく盛り上がってきた気分が途中で切れてしまいます。
これはホントにもったいない。
勉強はモチベーションが高い状態でやった方が、何倍も効率よく身につきます。
1科目だけ集中してやると勉強の成果が感じやすいので、更にやる気になって頑張れる…という好循環を生むことができるんです。
一日1科目勉強法を更に有効に
気持ちの流れを止めない
ゲームが好きな人は、放っておいたって1時間でも2時間でも、半日でも一日中でもやってしまいますよね。
それはゲームが楽しくて、疲れを感じるよりやりたいりたい気持ちが勝ってるから。
勉強も一緒です。
ゲームほどハマれることはほとんどないでしょうが、やる気が出ている時はなるべく手を止めずに、そのまま続けてみると良いんです。
一日中ずっと続けるとさすがに身体に悪いかもしれませんが、2、3時間続けたところで問題ありません。
もちろん体調を崩してはいけませんので、日頃からきちんとご飯を食べ、十分な睡眠を取ってほしいところです。
合間に暗記物などの反復系の学習を挟む
さきほど、3時間あったら2時間30分くらいを1科目に充てると言いました。
そして残りの30分は何をするのかというと、勉強の合間に分割して取って暗記物の反復や休憩にあてましょう。
暗記物などの反復は、集中力が切れた時などのスキマの短時間でやるとより効果的です。
また反復はできる限り毎日続けたほうが良いので、こういった勉強の間に軽い気持ちでやると効率よく記憶ができます。
さきほど言った通り、休憩を無理に取ることはありません。
少々乱暴な言い方ですが、集中できている内は勉強をつづけた方が、かえって後で充実感を感じられやすいものです。
どうせやるなら、終わった後少しでも良い気分になるべきです。
それがやる気の向上につながります。
気持ちが切れてしまった時には、無理せずに少し休憩を挟みましょう。
ただあまり休憩を長時間取りすぎると、勉強に戻ってくるのがなかなか難しくなります。
ここは心を鬼にして、数分から十分くらい一息ついたら勉強に戻りましょう。
これができると、短期間にグッと集中して物事に取り組むスキルが身につきます。
最近は「働き方改革」として、短い時間でより効率よく成果を上げることが日本全体の働く人達に求められています。
どうせ頑張って勉強をするなら、こういったスキルを体感することにも最大限活用しましょう。
やる気が出ない時は好きな科目をやろう
苦手な科目を頑張ってやろうとしても、なかなか集中できない時はありますよね。
定期テスト等の直前であれば、それでもやらざるを得ません。
けれども日々の勉強であれば、思い切って好きな科目をやる時間にかえるのも手です。
勉強をしていて、苦痛じゃないことは大きな強みです。
私は苦手な科目があっても全然問題ないと考えています。
好きな科目をドンドン育てていく方が、メリットが大きい。
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少しでもやる気が出て、継続する方法を選択しましょう。