浪人先生とちょっと一息

金融機関会社員が、社会人の学び直しや勉強について書いてます。

勉強計画は、時間ではなく量から決める

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こんにちは、こんばんは。

 

あなたは、勉強の計画を立てる時にどう立てていますか?

 

「とりあえず今から一時間は数学をやって、〇時までは英語をやって…」

 

と立てているのであれば、実は少しもったいないんです。

 

勉強計画は、時間よりも量で決めるべき。

 

その理由について、ご説明をしたいと思います。

 

 

 

「時間ではなく量」とは?

最初にお話しした通り、

   

「今日は勉強するぞ〜!」

 

と言って勉強のスケジュールを立てる時、多くの人が

 

「よし、6時間やろう!」

 

という具合に、勉強時間を目標にしていたりすると思います。

そうではなくて、

 

「今日は10ページから25ページまでやろう」

「単語を50個覚えよう」

「この問題を納得できるまで解こう」

 

みたいな感じで、勉強する分量からスケジュールを立てる事を、ここでは「量から決める」と言わせていただきます。

 

時間で決めない方が良い理由

「時間から決める」ことがダメだとはもちろん言いません。

けれど、結構辛くなることも多かったりしませんか?

 

まず、時間から決めるのをオススメしない点を挙げさせていただきます。

 

勉強内容が漠然としやすい

時間を目標にしていると、勉強内容がはっきりせずに行き当たりばったりになりがちです。

「とにかく時間になるまで机に座っていること」が第一目標になってしまう。

 

時間さえ経てば目標が達成できるので、どんなに上手くいかなかったり調子が悪かったりしてもそのまま勉強をやり続けてしまう。

 

結果として

 

「凄く時間をかけてやったのに、やらなくてはならないところまで終わらない。。」

「やることはやったが、全然手ごたえが無い。。。」

 

なんてことが起こり得ます。

多くの人がこの繰り返しをしてしまっているため、頑張っているはずなのに成績が上がらなくなってしまう。

そして「勉強は向き不向きがあり、自分は向いてなかったんだ。。。」と思い込んで、途中で諦めてしまったり妥協してしまったりするんです。

 

意識を変えさえすれば、もっと少ない努力で力をつけることは可能なのに。

 

途中で集中力が切れて、ダレる

私たちがどんなに頑張ったとしても、そんなに長く集中力は持ちません。

一般的には集中力が保てるのは通常で40・50分、頑張っても90分位が限界と言われています。

 

長時間勉強すると、どうしてもダレてきます。

これはあなたの意志が弱いからという訳ではなく、人間である以上自然なこと。

 

根性でどうにかしようとするのではなく、集中力はある程度しか長続きしないことを前提とした勉強計画を立てていくべきなんです。

 

ダレたまま勉強をすると、やっぱりほとんど身につきません。

せっかく机に向かってるのに、これはもったいないですよね。

 

ここまでは、時間から計画を立てる事の問題点を整理させていただきました。

次には量から勉強計画を立てる際に注目していただきたいポイントを書かせていただきたいと思います。

 

量から計画を立てる際のポイント

量にはゆとりを持たせて

「頑張るぞ〜!」

 

という時には、ついつい多くの量を詰め込もうとし過ぎてしまいます。

やる気満々で、冷静に考えたらとてもやりきれないような、超人的スケジュールを立ててしまいます。

 

そしてそれが達成できないと、「自分はやっぱりダメなヤツだ。。。」と勉強自体が嫌になったり落ち込んだりする原因になったりするんですよね。

 

ですのでなるべく最初は達成できそうな、無理のない量を目標に設定して始めた方がベターです。

それを達成できて、まだやる気が持続しているのであれば、プラスの勉強をする。

それくらいの方が長続きします。

 

そして勉強を継続していくと、自分の一日にできる勉強量がつかめてきます。

勉強に慣れてくるとできる勉強量自体も徐々に増えていくので、それに合わせて、勉強計画を少しずつカスタマイズ。

少しずつ勉強量を増やしていけば良いのだと思います。

 

焦って勉強してもろくなことはありません。

時間をかける覚悟で続けていれば、力が付いてきたことを実感できる時がほぼ確実にやってきます。

 

時間を決めるなら短めに

先程言った通り、集中力の持続時間には限界があります。

ですので、時間設定をするのであればむしろ、短い時間で設定した方が良いのです。

 

以前、「ポモドーロテクニック」という短く区切った勉強法をご紹介しましたので、こちらも是非ご参考にしてください。

あなたの勉強方法、改善します - 浪人先生とちょっと一息

 

量を決め、それを短時間で集中してこなし、休憩する。

このサイクルを出来るだけ沢山繰り返す事が、勉強上手への道かなと思います。

 

毎日計画的に

毎日の勉強を無理のない量にしようとすると、どうしても日数が必要になってきます。

試験の日が決まっているのであれば、そこから逆算して毎日の勉強量を決めていきましょう。

 

また、勉強計画を一週間単位で区切り、その中に予備日を一日作るのも有効です。

   予備日には基本的に勉強予定を入れず、一週間でやりきらなかったところを予備日でやるようにします。

 

   一週間順調に進んだら、予備日は思い切って休んでしまいましょう。

  

 

繰り返すことが最重要

勉強は、いかに継続させて繰り返すことができるかが重要です。

愚直に、何回も何回も繰り返すことが出来るようになると、学生としてはかなり強い。

 

 

多くの人にとって、本当に重要なのは頭の良さではなく、続けられる環境を作ることだと思っています。

「天才」になんてならなくても、勉強で周りの人たちを追い抜き追い越していくことは十分に可能なんです。

 

自分が勉強を続けるにはどういうやり方が一番良いのか、色々探してみていただけるといいんじゃないかと思います。

 

どうしても辛い時期が続くこともあると思いますが、明るく、前向きに頑張っていきましょう。