こんにちは、こんばんは。
あなたは、受験する大学、学部をどうやって決めていますか。
やっぱり大学で勉強したいことから学部を決めるのが一般的かとは思います。
けれども今回考えたいのは「学部を絞らない受験」という考え方について。
文学部だろが経済学部だろうが法学部だろうが、受けられるところを全部受けるやり方です。
学部を絞らない受験のメリット
学部を絞らない受験の特徴は、
併願校の選択自由度が高いこと
だと思います。
受験校を自由に選択できると、
・第一志望の大学の出題傾向に合わせて、併願校を自由に選べる
・入学金の重複払いを避けやすい
・日程被りを避けやすい
こういうメリットが生まれます。
一つずつ、一緒に見て行きましょう。
第一志望の大学の出題傾向に合わせて、併願校を自由に選べる
個人的には、最大のメリットだと思います。
勉強する事はなるべく少ないに越した事はありません。第一志望の大学と、出題傾向、出題形式が似ているところを選べば、合格可能性も高まります。
入学金の重複払いを避けやすい
合格発表後、どの大学も大体1週間から10日くらいで入学金を納めなくてはいけません。
場合によっては、最初に受けた大学への入学金支払期限が、最後に受けた大学の合格発表までに、間に合わなくなることもあるんです。
私立大学は試験日程が後半に行くにつれて難易度の高い大学になる傾向がありますから、第一志望の合格発表が最後に残ってしまう人も多いんですよね。
入学金って、30万円とかします。しかも一旦支払ったら返金されないのが通常です。合格する度にいくつも払ってたら、あっという間にすごい額になるんですよね。
学部を絞らなければ、試験日程をある程度まとめることもできます。やり方によっては、最初に受けた学部の入学金支払期限が来る前に、最後の学部の合否を確認することもできるようになるんです。
試験日被りを避けやすい
これも非常に大きなメリットです。
受験するのを特定の学部に絞らなければ、試験日被りを避けられ、あなたには沢山のチャンスが生まれます。
試験日程のイメージについては、下記のリンクをご参照ください。↓
http://www.keinet.ne.jp/dnj/18/nittei/s_nittei03.pdf
これは、2018年度の私立大学の入試日程表です。(最新年度のものではないので、間違えないようにしてくださいね。)
ポイントや注意点
ポリシーは捨てること
日程で受ける学部を決める、それくらいの割り切った戦略です。
色んな学部を受けることに対して、批判的な周囲の声もあるかもしれません。
「やりたいこともないのに、大学に行くのか」
「将来の進路を決めて、学部を選ぶべきだ」
みたいな反応も、ひょっとしたら受けるかも。
皆さん、心配して言ってくれてはいるんだと思います。
けれども、試験の結果を負うのはその人たちではありません。あなたです。
もちろん、興味のある学部に行けるのがベストです。
けれども、私は浪人して強く思ったんですが、受験をするんであればやっぱりまず何よりも、どこかに受かるべきですよ。ホントに。
話はそこからです。
将来の目標は、大学で色んな人と接することで様々変わって来ると思います。だから今は、あんまり絞って考えなくていいんじゃないかと思います。
行った学部によって進路が狭まる事は、あまりないと思って良いです。
ご両親の了解を得る
それでも、受験方針についてご両親の了解は得ましょう。受験にはお金が沢山かかります。
予備校代や教材費も含めて、受験費用はアルバイトをして自分で全部賄う人もいると思います。けれども毎日の食事や、生活費まで自分で全て賄っている人は、なかなかいませんよね。
そういった身の回りのことも含め、ご両親の支えなくして成り立たないのであれば、受験方針についての了解は得るべきです。
説明が難しければ、この記事を見せるのも一つの方法です。
何より、大切なご家族です。安心させてあげましょう。
あなたの方針に沿って、色々なアレンジができるのが、学部を絞らない強みです。
第一志望の大学の他の学部を沢山受けるのも、1つの手だとは思います。私は早稲田の政経を目標にしてたんですが、早稲田の他の文系学部も、節操なくほとんど全部受けました。
また、明治大学なんかだと、全学部統一試験があって、複数の学部の試験をいっぺんに受けられます。
(詳細はこちら↓)
ただ、逆に一度の試験で複数学部の合否が決まるので、リスク分散ができない点は注意です。
センター試験利用も活用するとか、学部にこだわらなければ、選択肢は沢山出てくると思います。
目的を達成するために、戦略的に受験を攻略しましょう!