こんにちは、こんばんは。
「継続は力なり」
上の言葉は、おそらく知っていますよね。けれども、この言葉についてじっくりと考えたことって、なかなか無いんじゃないかと思います。
継続できなかったり、継続しても効果がでなかったり。。。それでは継続が「力」になったとは言えませんよね。
受験成功の鍵とも言えるエッセンスが詰まった言葉ですので、今日は一緒に考えてみましょう。
大まかな意味
「小さなことでも、コツコツと努力を継続することで、大きな成果につなげることができる。」
こういう意味合いの言葉ですね。これで終わってしまってはもったいないので、もう一歩踏み込んで、実践する時の注意点を考えてみましょう。
目的を意識する
まず大切なのは、
何のために努力するのか
ということです。
「とりあえず走ってください」
なんて言われても、走る気力が湧きませんよね。
せっかく努力しようと決めたのなら、一番最初に、どうして走るのかを強くイメージするべきです。
目的意識を持つ大切さは、以前にもお話させていただきました。こちらもお読みいただくと、理解が深まると思います。↓
やる気を引き出すただひとつの方法 - 浪人先生とちょっと一息
常に目的を意識することで、継続のモチベーションを作りましょう。
ゴールまでの距離を分析する
ゴールを定めたら、後は走るだけ…ではありません。
次は、ゴールまでの行き方を決め、距離を計りましょう。
まず、大学受験であれば、
どの大学・学部を受けるのか
を決めます。そしてそこに行くためには
英単語はどこまで覚えるべきか
とか
日本史の出題傾向はどこまでなのか
とか、そういう分析を行うんです。
するべき努力の量を見定めるんです。
分析の仕方については、下記の記事を参考にしてみてください。↓
分析したら、
半年→1ヶ月→1週間→1日
みたいな感じでゴールから逆算して、毎日のやるべき努力の量を決めていきましょう。
継続できる課題を自分に課す
これも大切です。
もし全く勉強していない状態で、入試まで時間がないのであれば、毎日相当な量の勉強をやらなくてはいけません。
けれどもまだ時間的な余裕があるのであれば、1日にする勉強の量はパンパンにし過ぎない方が良いです。
もちろん、毎日100%頑張るべきではあるんですが、体調が悪い日もあれば、やる気が出ない日もあります。急な用事ができてしまうようなことだってあるでしょう。
計画は、必ずと言っていい程うまくいかないもの
なんです。
そして、うまくいかないとやる気がなくなります。
「昨日できなかったし、継続なんて無理だから、もういいや…」
なんてなったらもったいないので(多くの人がなりがちですが。。)、計画には余裕を持たせた方がいいんです。
1週間のうち1日を予備日として、その週にやりきれなかった部分を補うようなスケジューリングもおすすめです。1週間計画通りに勉強が進んだら、予備日はご褒美に何か趣味の時間にするとか。大変な中でもなるべく楽しく。
継続は力なり。焦らず、小さな事をコツコツ続ける事で、大きな効果を生みましょう。
自己満足で終わらないようにメンテナンスを
受験生活は長期戦です。
毎日ノルマをこなしていると、いつのまにかノルマをこなす事に満足してしまうようにもなります。
あくまでも目的達成のための努力です。形骸化してたり漫然とやっていたりしてないか、定期的に自分に確かめてみてください。
予備校などの信頼できる人と話をしたり、定期的に模擬試験を受けたりして、自分を刺激すると良いと思います。
ただし、勉強の効果はなかなか出てこないものですから、焦りは禁物です。
継続の力はやはり偉大
私はこの、「継続は力なり」という言葉を聞くといつも、プロ野球選手のイチローさんのことが思い浮かびます。
あるインタビューで、イチローさんはこう答えていました。
小さなことを重ねていくことが、
とんでもないところに行く
ただ一つの道なんだなと、感じています
今や生ける伝説となりつつあるイチローさんも、毎日のコツコツとした努力を継続して、今にいたってるんですね。
毎日毎日愚直に頑張る事で、気付いたらものすごい力がついていたと実感できることがあります。勉強に関して言えば、そのタイミングは結構急に訪れます。
それまで結果がなかなか出ないと、継続がただただ苦痛に感じることもあるでしょう。
けれどもそんな時は、ゴールにいる自分の姿をイメージしてください。そこまで一歩ずつでも、今はとにかく前進を。
辛い時ほど、明るく、前向きに。
頑張っていきましょう。