あなたは、題名の標語をご存知ですか。
日本史を選択している人はきっと耳にした事があるんじゃないかと思います。
これは、太平洋戦時中に日本国民を抑制するための戦時標語の一つです。
戦時中の物資不足に対する国民の不満を抑えようと、
「戦争に勝つまでは贅沢を言わないようにします」
というスローガンを掲げました。
今の世の中、こんな考え方はなかなかなじみませんよね。
けれども、浪人生の生活においては大切な考え方なんじゃないかと思います。
(不謹慎に感じたらすみません。。。)
浪人生って、ホントに肩身がせまい。。
基本的に、世の中は浪人生のためには出来てません。
けれども、たとえどんな状況でも結果は出さなくてはいけない。
どうやって浪人生活を続けていこうと途方にくれている方へ。
私が自分の浪人経験から思う大切なポイントをいくつか整理しましたので共有したいと思います。
規則正しい生活を
もちろん、精神論ではありません。
昼まで寝てしまったり、毎日寝る時間がバラバラだったり、そんな風になってしまっていませんでしょうか?
また、調子が乗ってきたからと言って徹夜で勉強したりしてません?
朝起きて、夜寝る。
当たり前に聞こえる、これが結構大切なのです。
理由は下の通り。
- 周囲の理解を得る事が重要
- 試験は朝から
- 集中力は朝がピーク
- 睡眠は十分にとらないと×
一つずつ、次から見ていきます。
周囲の理解を得ることが重要
多くの浪人生が、両親や家族の支えのうえで浪人生活を送れています。
それは精神的も経済的にも、です。
そんな家族の信頼を失っては、毎日肩身の狭い思いをしなくてはならなくなります。
勉強って、なかなか努力してる様子を周囲に伝えにくいものですよね。
机に向かって黙々と続けてますから、ぼーっとしてるか集中してるか、はた目からは分かりにくい。
だから不規則な生活をしていると、いくら頑張ってても
「自堕落な生活をしてるな〜。」
なんて思う人も出てくるんです。
悔しいですけれど、部屋にこもり一日中勉強をしている姿を見て「不健康そうだな…」なんてネガティブな印象を持つ人さえいます。
そこで大切にしたいのが、規則正しく生活すること。
毎朝決まった時間にきちんと起き、家族と顔を合わせまた机に向かう。
それだけでも、自己管理がきちんとできてる印象を周りに与えます。
他人の評価を過度に気にする必要はありませんが、
どうせ頑張るなら、家族を安心させてあげましょう。
試験は朝から
そして基本的に、大学入試は午前中から行われます。
普段からその時間帯に頭を使うことに慣らしておかないと、本番で十分に力が発揮できなくなります。
受験生が勉強をするのは、本番の入試で最大限良い点を取るためですよね。
だからスポーツ選手の様に、そこに向けて日々コンディションを整えていく。
深夜遅くまで勉強をすることを否定はしませんが、遅い時間帯に頭が働くようになっても仕方ないですよね。
集中力は朝がピーク
さらに、脳は朝起きた後が一番回転しやすいとも言われています。
日頃から朝の時間帯に勉強をする習慣づけをしておいた方が効率が良いんです。
集中力は勉強の質を大きく左右します。
どうせやるなら効果的な時間帯で勉強をしましょう。
夜は思い切って早めに寝る習慣をつけるくらいでも良いかもしれません。
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睡眠は十分にとらないとダメ
十分な睡眠を取らないと頭が正常に動かなくなります。
毎日7~8時間程度の睡眠は安定して取れる様スケジュールを組み立てることが大切。
また、徹夜での勉強はやめましょう。
受験勉強においては、徹夜ほど非効率で無駄の多い勉強スタイルはありません。
その時は頑張った気になれても、結局は力になりにくい。
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睡眠については、下記記事にまとめています。
睡眠を軽く見ていると数か月で大きな違いが出てきてしまいます。
睡眠時間を削るのは、ホントのホントの最終手段にしましょう。
勉強以外のこともやろう
人間には限界がある
浪人生には沢山の時間があります。
なので「浪人なんだから頑張らないと!」なんて、ついつい一日中勉強を頑張ろうとしちゃいますよね。
浪人生の時期って、勉強をしていないとものすごくサボった様な気分になって、罪悪感が少しずつ溜まっていくような感覚がずっと付きまとってくる。
けれども、人間そんなに集中できるものではありません。
集中力を保てるのは通常の人でせいぜい40~50分程度で、どんなに頑張っても90分程度が限界と言われています。
好きな事ならまだしも、起きてる時間全部を勉強に充てるなんて無理だと思って良いです。
そんなこと、出来る必要もありません。
計画的に動く事が大切
一日のうちの何割かは、積極的に息抜きに使って全然問題ないんです。
漫画でもテレビでもスポーツでも、ホントになんでも良い。
大切なのは、スケジュールを自分で立ててコントロールすることです。
遊んだり休んだりするのも、計画の内であれば問題ない。
そんな風に自分の計画通りに生活できている実感を持つと、少しずつ充実感を感じることができるようになります。
充実感は自己肯定感につながっていき、勉強に対する自信も少しずつ高まっていく。
浪人生は、勉強している自分に自信とプライドを持って頑張りましょう。
今していることはものすごく情けないことに感じるかもしれません。
けれど後できっと、もの凄く価値のある時間だったことに気付けるはずです。
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贅沢は敵だ
また戦時スローガンを出して恐縮ですが、大切な考え方だと思うので共有させていただきます。
息抜きは大切だと言いましたが、それはあくまでも努力する事が前提。
息抜きに没頭する様では、本末転倒なんです。
浪人生活に満足するようではいけません。
浪人生活は、後にもっともっと素晴らしい人生を送るための修行期間。
少しカタい言い方かもしれませんが、本当にそう思います。
この経験を人生の肥やしにしなくては、ホントもったいない。
「ここから抜け出さなければ」
「絶対に合格して、充実した楽しい生活を送るんだ」
そういう気持ちをもって、我慢することは我慢することが大切です。
それが嫌であれば、浪人を選択するのはちょっと危険。
辞めることも視野にいれるべきかもしれません。
今浪人中のあなたは、これから大人になる最初の一歩で大きく成長するかどうかの分岐点に立っています。
小さな努力を積み重ねることが出来れば、未来は意外なほど大きく変わる。
これは確かです。
まとめ
- 規則正しい生活をする
- 息抜きもきちんとする
- 我慢すべきところは我慢する
一言でまとめると少し陳腐な気がしますが、以上が私が思うポイントです。
更に具体的に知りたいという方には、宅浪の方向けに成功のポイントをまとめた記事があります↓。
宅浪生のみならず全ての浪人生に当てはまると思いますので、是非ご参考にしてみてください。
1年は長い様に見えてあっという間に過ぎていきますから、計画的にいきましょう。