その年の全ての入学試験に落ちてしまったら…
そんな時に読んでもらいたいと思い、この記事を書いています。
今は精神的にとても辛い状態だと思います。
まだまだそんなことを考えられる状態ではないというのであれば、気が落ちつくまで待って、それからもう一度読み始めてもらえたら嬉しいです。
大丈夫です。
まだまだ、人生の選択肢がなくなったわけではありませんから。
必要以上に落ち込むのはやめよう
まず言っておきたいのは、全部落ちたことを恥じないでほしい、引きずり過ぎないでほしいということです。
現代は「大学全入時代」などと言われていますが、それは大学を全く選ばない人の話です。
世間である程度名前が知られているような大学には、まだまだ高倍率の大学が沢山あります。
難関校を中心として見ればまだまだ「全入」とは言えないことが現状であり、憧れている大学に入れない人は沢山います。
起きた事実は、しっかりと受け止めなくてはいけません。
でも、まだまだこれからの人生でいくらでも挽回はできます。
だから、そんなに落ち込まなくても平気です。
今はぐっとこらえて、少しでも良いので前を向けたら、この経験はきっとあなたの強さになります。
今後どうするか4つの方針
いわゆる「全落ち」した方が今後とれる選択肢は、主に下記の4つです。
- 就職
- 専門学校
- 浪人
- その他
就職をしたり、専門学校を探したり、起業をしたり、海外に行ったりと、さまざまな道を選ぶ方がいます。
どれを選んでも、もちろん間違いではありません。
インターネットで調べるだけでも、さまざまなことをした人が出てくると思います。
その後幅広い道で成功をしている人がおり、まだまだ今後の努力次第で素敵な人生が待っているはずです。
あなたの前にある将来の選択肢の数は、全落ちする前と比べても全然減ってはいません。
ただもし浪人をしてもう一度受験に挑戦しようとするのであればメリットとデメリットについて整理しておくことが重要でしょう。
浪人のデメリット
ここでは、浪人のデメリットについてまとめておきます。
大まかには、下記のようなことでしょうか。
- 時間とお金がかかる
- 精神的にきつい
1.時間とお金がかかる
浪人は、高校を卒業した後の1年間を(多浪生の人はもう1年を)勉強生活に費やします。
その間生活費はもちろん、予備校に通えば予備校代がかかります。
参考書を買えば参考書代がかかりますし、通信教育でも家庭教師でも、一定のお金がどうしてもかかります。
そのため、経済的な事情から浪人を諦めている人もいることだと思います。
お金のことは本当に本当に大切であり、ごまかしてしまってはいけません。
これからの人生の第一歩だと考え、きちんとご両親と計画を立ててほしいと思います。
もし経済的な事情から浪人することが難しいと考えているのであれば、スタディサプリを試してみることも良い方法の1つです。
スタディサプリはスマホアプリで予備校並みの授業を受けられるサービスであり、毎月1,500~2,000円程度の費用で勉強を継続できます。
無理に予備校へ通うよりも、いつでもどこでも勉強できるスタディサプリの方が合理的であるとも言えるでしょう。
気になる方は、以下から概要を気軽にチェックしてみてください。
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2.精神的にきつい
精神的に辛いことも、浪人を選択するデメリットの1つです。
現役生の時散々勉強したのに更にもう1年を勉強に費やし、友達とあまり遊べなくなるのは確かにきついことだと言えます。
また、浪人することに対して何か言ってくる大人も中にはいるかもしれません。
浪人は、それまでの学生生活とは明らかに異世界です。
しっかりとした目的意識が無ければ、浪人生活を続けることは難しいでしょう。
浪人を「アリ」だと思う、3つの理由
浪人は、確かに厳しいものです。
しかし下記の3つのメリットから、私は浪人は「アリ」だと思っています。
- 浪人経験自体が、とても貴重
- 中途半端は良くない
- その後の人生で特にマイナスになることも無い
2.浪人経験自体、とても貴重
浪人経験は、実はとても貴重なものです。
浪人は、1年間の大半を勉強を中心とした生活に費やします。
その間に何をするか、自分で決めて目標に向かって努力をする。
普通に大学1年生になった高校の同級生とは間違いなく比較にならない、濃厚な人生経験を、あなたはすることになります。
これは間違いないです。
もちろんサボっていてはだめですが、最後までやりきれば少なくとも1年前よりは学力も上がります。
浪人生活を乗り越えた先には、これまでの人生では考えられなかったほどに成長した自分になっているはずです。
自分が浪人をして学力が上がるかどうか漠然と心配な人は、下記の記事も参考にしてみてください。
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2.中途半端は良くない
大学受験に限らず、人生においてやり残したまま中途半端にしてしまっていることは、少ない方が良いと言えます。
「あの時もっと頑張っていれば受かっていたかもしれない」
「あのやり方をとっていたらどうなっていただろうか」
上記のような思いがあなたの中に少しでもあるのであれば、そのままにしておくことはあまり良いことではないでしょう。
今後どんな人生を送るにしても、、大学受験を「やり切れなかった経験」のままにすることは避けるべきです。
改めて頑張って「完全にやり切った経験」にした方が、自分の人生にとっては遥かにプラスになります。
これは実際に、人間の心理法則的にも言えます。
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3.その後の人生で特にマイナスになることも無い
浪人経験が、その後の人生でマイナスになることはありません。
これは、断言できることです。
浪人に対して偏見を持っている人も、中にはいる可能性はあります。
しかし私自身これまでの人生で、浪人経験が足かせに思えたことは一度もありません。
就職活動にだって、一浪や二浪くらいは何の影響も無いと思って良いでしょう。
私は大学を卒業して保険会社に入社したのですが、他の会社の入社面接も含めて、浪人がマイナスだと感じることは全くありませんでした。
たしかに、運悪く自分が当たった面接官が浪人に対して強い偏見を持っていることもあるかもしれません。
しかしそんなことを言ったら、面接官の世代はあなたの世代よりも浪人率が高いと言えます。
「かえって浪人の方が好印象!」なんてことも、ひょっとしたらあるかも知れません。
浪人経験がある人の方がマイノリティーなのですから、むしろ経験の希少性を売りにできるくらいの行動をしていくべきです。
いずれにせよ、今の段階でそんなことを気にすることは本当にありません。
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まとめ:最後に
色々と長々と話をしてしまいましたが、精神的にはもちろん金銭的にも浪人には家族の協力が不可欠です。
よくよく話し合い、後悔のないように決断してほしいです。
意外と浪人を考える皆さんの頭から外れてしまっているんですが、アルバイトをしながら勉強を続ける選択肢もあります↓。
浪人生にオススメのアルバイトはこれ! - 浪人先生とちょっと一息
先ほど浪人にはお金がかかると言いましたが、やり方次第では、勉強自体にかかるお金は抑えながら浪人する事もできます。
スタディサプリとかオンライン家庭教師とか、予備校以外の選択肢も積極的に利用していくべきです。
せっかく色々あるのに、調べずに諦めるのは凄くもったいないです。
スタディサプリについては、実際に私も登録して使ってみました。
記事にまとめていますので、気になる方はご覧ください。
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また、私は宅浪をしていました。
宅浪はお金をかけずに最大限の結果を出す究極の手段だと今でも思っています。
お金で悩んでる受験生は↓の記事もご参考にしてみてください。
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大丈夫。
最後はあなた自身の気持ちだと、本当に思います。
もし浪人を選択されるのであれば、良ければ一緒に頑張りましょう!
この他にも、浪人生活について沢山書かせていただいていますので、ぜひともご参考にしていただけたら嬉しいです↓。
どんな未来を選択するとしても、明るく前向きに。