受験生に焦りはつきもの
毎日頑張っているのになかなか勉強が進まないと、焦ってくると思います。
「勉強している意味が本当にあるのだろうか」「自分には才能が無いのではないか」
考え出すと余計に苦しくなって、勉強なんて全く手につかなくなってしまう。
私も高校三年生の時、予備校や自習室等で周りの人たちが勉強している姿を見て、なんだか凄い人たちに見えてきてしまい、
「自分はなんて駄目な人間なんだ」
と落ち込み、受験勉強からドロップアウトしてしまった経験があります。
そんな時の感情って、とてもきついものなんですよね。
私は当時、苦しくて苦しくてご飯も食べられず、学校を休んだり家に引きこもりっきりになってしまったりと散々でした。。
他人は関係ないんです
けれども、よくよく考えてみると本当に、他人は関係ないんです。
「受験戦争」などとよく言いますが、受験は戦争とは全く違います(当たり前かもしれませんが。。)。
戦うべきは試験問題
戦うべきなのは周りの学生ではありません。志望校の試験問題なのです。
大体毎年の合格点というのは決まっています。
もちろんとても高い時もあれば、その逆にとても低い時もあります。赤本なんかで毎年の合格点の推移は確認できますよね。
要は、自分の周りの人たちが例えどんなに優秀な人たちだったとしても、自分は志望校の合格点さえ取ればそれで良いのです。
100点満点の試験があったとして、志望校の合格点が70点なのであれば、自分の友達がそのテストで100点を取ろうと、自分は70点を取ればそれで良いんです。
受験生全員が100点を取ってしまったら、確かに70点ではだめでしょうが、実際にはそんなことはありえません。
毎年各大学の聡明な学者の皆様が、受験生の力量を見るために難しすぎず・簡単すぎずと、問題を考え出しているのですから。
ナンバーワンになる必要も無い
また、1位を取る必要もありません。毎年一般入試で新入生を100人取る大学であれば、100位までに入れば合格できます。
合格してしまえば1位でも100位でも、同じ大学生なのです(特待生制度があるところもありますが、大学で受けられる授業の質に差がつけられる訳ではありません)。
要は、試験の時にそれまでの自分をどこまで出しきれるか、が大切なのです。
勉強の進捗は人それぞれです。
毎日やっていることもそれぞれ違っていることがほとんどですし、得意科目やそれまでの学力も、全く同じ人なんてそうはいない。
だから、比べることは大して意味の無い事なんです。
辛いのは、一生懸命な証拠
辛かったり悩んだりするのは、その事に対して本当に一生懸命になってるからなんだと、上司に言われたことがあります。
確かに、どうでも良いことや適当にやっていることに、いちいち悩んだりしませんよね。
だから、苦しい、辛いと感じた時は、「それだけ自分は頑張っているんだなあ」と、少しだけでも良いので自分をほめてみてあげてください。
一息ついて気持ちが落ち着かなかったら、外に出て空を眺めて、自分は頑張ってるんだと、自分に言い聞かせてあげてください。
長い受験生生活、本当にいろんな感情になる事があると思いますが、大丈夫。
落ち着いて、一歩ずつ。頑張っていきましょう。